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ドイツのメガサプライヤー「ボッシュ」、日本で技術者採用加速 1500人体制に

7/27(木) 15:00配信

日刊工業新聞電子版

■EV・自動運転、案件増大で「足りない」

 ドイツのメガサプライヤーが日本で技術者の採用を増やす。独ロバート・ボッシュの日本法人ボッシュ(東京都渋谷区)は日本のエンジニアの数を2020年までに現状比約2割増の約1500人に増員する。日本で電動化や自動運転ビジネスが増えており、優秀な技術者を確保し提案力を高める。競合の独ZF日本法人ゼット・エフ・ジャパン(横浜市西区)も19年までに日本の技術者を約100人新規採用する計画を掲げており、人材の獲得競争は激しさを増しそうだ。

 ボッシュは横浜事業所(横浜市都筑区)に開発拠点があり、現在約1300人の技術者を抱える。日本の完成車メーカーから電動車両用システム受注が決まったほか、電気自動車(EV)ベンチャーのGLM(京都市左京区)と提携し車両制御システムの共同開発を始めるなど、日系メーカーとのビジネスが拡大している。日本で次世代車向けの技術提案を円滑に進めていくために、エレクトロニクスやソフトウエア関連に知見を持つ技術者の採用を増やす必要があると判断した。

 ゼット・エフ・ジャパンも今後3年でエンジニアの数を過去3年比で倍増する。同社は独ZFと連携しながら車部品および複数の部品を組み合わせたモジュールやシステムを日本のメーカーに提案しており、技術者の拡充で研究開発体制を強化し、需要を着実に取り込む考えだ。

 完成車メーカーが電動化や自動運転、コネクテッドカー(つながる車)の開発を積極化しており、部品メーカーも両分野への研究開発投資を積み増している。次世代車向けビジネスを獲得するには、従来の機械分野だけでなくエレクトロニクスやソフト技術に強いエンジニアの存在が不可欠。メガサプライヤー以外の部品メーカーも含めて、技術者の採用を積極化している。