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『東京喰種 トーキョーグール』に主演、窪田正孝が滲ませる“覚悟”とは?

7/27(木) 12:00配信

ぴあ映画生活

人の姿をしながら人を喰らう怪人“喰種(グール)”。その臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう大学生・カネキ(金木)という難役に挑んだ、窪田正孝の最新作『東京喰種 トーキョーグール』がいよいよ公開となる。原作は人気コミックだが、窪田のキャスティングは原作者の石田スイが窪田の出演作を観て、「カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ」とイメージしていたことから実現したもの。窪田に話を聞いた。

『東京喰種 トーキョーグール』その他の写真

「プレッシャーもありましたが、原作者の先生にそう言っていただけたことで本当に救われて。試写も先生とふたりで観させてもらったんですよ。ここで観てくださいって言われて座ったら、先生が隣に居て。大丈夫かなって先生の反応が気になって、どちらかと言うと画面より先生の顔を見てしまいました(笑)。先生が観てくれていたのは『僕たちは世界を変えることができない。』(11)という作品で、男4人のストーリーで、それまであまり同世代の人と共演することがなかったんです。それで無理している自分がいたというか。何やっても勝ちたい、勝ててないって考えていて、すごく小さい世界にいて。20代前半のときってどうしても斜に構えたり、物事を斜めに見たり。そういうところをすごく見抜いてくださったのかなって思ったりしました」

映画の中のカネキも元々はナイーブな青年で、葛藤や苦悩を抱えていたのが、出会いや痛み、怒りや悲しみを経て自分の道を切り拓いて前に進んでいく。窪田にとっても本作への挑戦は大きな一歩となったようだ。

「怖さ半分だったんですが、ラクなところにいないで、今しかないこのときに自分をもっと追い込みたいと思うタイミングでもあったんです。今はコンスタントに仕事をやらせてもらっていますが、これがなくなったときにどうなるんだろうって。なくなったときこそが勝負なので、そこに備えて準備をしておかないとなって。どうやって生きていくか、生き残っていくのか。それこそ『東京喰種 トーキョーグール』のストーリーじゃないけれど(笑)、そういう覚悟をちゃんと持ってないといけないなと。これだけのすごい作品に関わって、いろいろ難しいことにも挑むことは、それだけでも経験になりますから」

窪田の覚悟が、カネキ役にも本作にもにじんでいる。

取材・文:渡辺水央 撮影:中川有紀子
スタリイング:菊池陽之介 ヘアメイク:糟谷美紀

『東京喰種 トーキョーグール』
7月29日(土)より全国ロードショー

最終更新:7/27(木) 12:00
ぴあ映画生活