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【電話de詐欺・上半期】件数、被害額とも全国ワースト4位 675件、11億円被害 千葉県警まとめ

7/27(木) 10:32配信

千葉日報オンライン

 千葉県警捜査2課と生活安全総務課は26日、今年1~6月の電話de詐欺(特殊詐欺)事件の県内認知件数を発表した。件数は675件で前年同期比123件増加、被害総額(カード引出額除く)は約10億9385万円(前年同期比約2048万円減)。件数、被害額とも全国ワースト4位となった。犯人に現金やカード類を手渡す「手交型」が主流で、1月には80代女性が、息子をかたる男に会社資金横領名目で4400万円をだまし取られたケースも。県警は「相手のペースには乗らず電話をいったん切り、事実確認を」と注意を呼び掛けている。

 捜査2課によると、内訳はオレオレ詐欺が最も多く372件(同176件増)で被害総額は約5億7471万円(同約7372万円増)。架空請求詐欺は144件(同86件増)で約2億6346万円(同約1億1970万円増)。還付金詐欺は137件(同149件減)で約2億1818万円(同約2億1025万円減)。融資保証金詐欺は15件(同13件増)で約2273万円(同約1847万円増)。振り込め詐欺以外の特殊詐欺は7件(同3件減)あり約1476万円(同約2212万円減)。

 オレオレ詐欺のうち現金受取型は191件、カード受取型は172件、カード送付型が3件。カード被害枚数は445枚で、引出額は約2億1581万円だった。

 捜査2課などによると、オレオレ詐欺でのキャッシュカード受取型が増加傾向にあり、現金受取型とほぼ二分している。架空請求詐欺では電子マネー型が88件発生。船橋市内で6~7月、通信会社をかたる者から「通信料金の未納で裁判を起こす。料金はプリペイドカードで支払える」などと電話があり、被害者がコンビニ店でカードを購入して、カード裏面のPINコードを犯人に伝えてしまう被害も発生しているという。

 県警では特殊詐欺緊急対策本部を設置、さらに4月1日には、県警捜査2課に「特殊詐欺対策室」を設置し、積極的な検挙活動を展開している。上半期の検挙者数は特殊詐欺本犯76人(同45人増)、助長犯71人(同9人減)だった。

 声掛けなどによる未然防止事案は634件で、約6億6622万円の被害を未然に防いだ。金融機関職員による声掛けが214件あり、このうち電話de詐欺防犯指導員による声掛けは32件、その他は420件。

 捜査2課は「引き続き詐欺グループのアジトの摘発、被疑者の徹底検挙を進め、組織の壊滅を図る」と話している。

 一方、6月単月の特殊詐欺は141件(前年同月比51件増)で、被害総額は約2億5241万円(同約4908万円増)。うちオレオレ詐欺は70件(同31件増)で約1億907万円(同約1273万円減)、架空請求詐欺は27件(同15件増)で約5964万円(同約3850万円増)などとなっている。