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八戸出身・大成道が十両昇進 両親、恩師ら「本当にうれしい」

7/27(木) 11:53配信

デーリー東北新聞社

 日本相撲協会は26日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月10日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、大成道(24)=本名笹山喜悌(よしとも)、八戸市出身、木瀬部屋=の新十両昇進を決めた。同市出身の関取は1988年引退の清乃洋(きよのなだ)以来、29年ぶり。

 大成道が十両昇進を決め、地元の両親や恩師らは「本当にうれしい」「いばらの道を切り開いた」と歓喜に沸いた。

 「じんわりと心が温かくなるようなうれしさ」。大成道の父・笹山喜代志さん(59)は母・久美子さん(54)と共に本紙の取材に対し、こう語り喜びをかみしめた。

 「新十両に昇進した」と本人から報告があったのは26日午前9時過ぎ。電話口では落ち着いた様子だったという。照れくさかった喜代志さんは「心の中で拍手した」。

 小学1年から相撲を続け、18歳で角界入りした大成道。喜代志さんによると、「寡黙で、あまり感情を出さないタイプ」。骨折や腰痛で休場した時もあったが、弱音を吐かず、苦しい時期を乗り越えた息子の昇進に「見えないところで努力を重ねていたのだと思う。(努力が)実って、本当にうれしい」と終始笑顔だった。

 八戸水産高で指導に当たった平川信和さん(47)=現三本木農業高教員=も、同日午前に本人から昇進の報告を受けた。「いばらの道を切り開いた。たいしたものだ」と教え子の成長に目を細め、「『突き、押し』の相撲に磨きを掛けて頑張ってほしい」とエールを送る。

 八戸市相撲協会の川去正明会長(73)によると、昭和に入ってから十両になった市出身力士は今回で4人目という。川去さんは「ずっと期待していた。本当にめでたい」とうれしさを口にし、「最近は良い相撲をしていた。これからも前に出る相撲をしてもらえれば」と活躍に期待を寄せた。

デーリー東北新聞社