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【インディカー】モントーヤとセルビアがテスト、2018年導入の新エアロキットに好印象

7/27(木) 17:49配信

motorsport.com 日本版

 ファン・パブロ・モントーヤとオリオール・セルビアは、火曜日にインディアナポリス・モータースピードウェイで2018年仕様のユニバーサルエアロキットの初テストを担当した。両ドライバーは、その感触に好印象を持ったようだ。

ギャラリー:2018年新エアロのテストの様子

 モントーヤとセルビアのふたりのベテランは、2016年のインディ500に匹敵するペースで、それぞれ100周以上を走破した。

「エキサイティングだよ! そのクルマに乗ったのは初めてだったけど、本当に、本当にうまくいっている」

 そうモントーヤは新エアロキットを賞賛した。

「クルマは見た目も良いし、ドライブしてもとても良いんだ。彼らが本当に多くのことに取り組んだんだと思う。リヤホイールのガードがなくなったりしたことで、マシンのリヤエンドの重量が減った。そのため、ドライビングがしやすくなったんだ」

「まだトラフィックの中では走っていないけど、クルマは良くなっているはず。だから、レースもきっと素晴らしいものになるだろう」

 セルビアも、新エアロキットを高く評価している。

「新しいマシンの最初のテストは、インディで行われた」

 そうセルビアは説明する。

「もちろん全てのレースが重要だけど、最終的にはインディ500が最も関心を集めるレースだ」

「1周目からとても快適に感じた。クルマの感触は素晴らしいよ。賢いことはあまり言えないけど、ピットを出た時から全開だった。それが、クルマがどれほど良いかの説明になっていると思う」

 テストは当初2日間にわたって行われる予定だったが、火曜日の午後5時に全てのチェック項目が完了したことで、日程は1日に短縮された。

「我々が望んでいたのと全く同じように走ったと思う」

 インディカーの競技部門代表であるジェイ・フライはそう説明した。

「新しいボディキットがどのようなものかを示すデータは取りきった。我々は計画を持ってテストに臨んだが、チームとドライバーが素晴らしい仕事をしたため、問題なくテストが終了した」

 新しいボディキットはインディカーやダラーラ、そして英国のデザイン専門家の共同で製作された。その開発には、2016年末のチップ・ガナッシやアンドレッティ・オートスポート、エド・カーペンター・レーシングなどによるトラック上でのテストやスーパーコンピューターによる数値流体力学(CFD)解析、風洞でのテストなど多くの時間が費やされた。

 かつて、2012年から導入された第4世代のダラーラ製シャシー、IR-12が設計された時にも同様のプロセスが用いられた。2011年の9月にダン・ウェルドンが乗り込み、最初のテストを3日間行った。しかし、ホンダエンジンを載せたダラーラのシャシーはハンドリングに問題を抱え、時速210マイル(時速約338km)に到達するのにも苦労していた。

 2011年の最終戦ラスベガスで事故死したウェルドンに敬意を表し、最終的にDW12と名付けられたこのシャシーは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイでもドライブできるように、フロアを再設計する必要があった。

 その6年後に開発された、新ボディキットを搭載したマシンに乗り込んだセルビアは、コースインしてからわずか4周後に非公式ながら時速217マイル(時速約349km)を記録している。

 テストを1日で終了した後、インディカーの副競技委員長であるビル・パパスは、その顔に明らかに大きな笑みを浮かべていた。

 パパスは次のように語った。

「ドライバーが初めて競争力のあるラップをし、フィードバックをそのドライバーから得るまでは、固唾を飲んで見守るしかなかった。我々は喜ぶべきだと思う。風洞やCFDで予測されていた数値と、テストで得られた数値が一致したんだ」

 新ボディキットが急造だと批判するメディアや、マシンに関心を持つ他チームのクルーが群がる中、テストはスロースタートを切った。

 モントーヤは午前9時15分を前に1周目を走行したが、その45分後にはセルビアのマシンが多くの観客が集まるターン2でストップし、この日最長のイエローフラッグが振られた。

 インディアナポリスのセーフティクルーが、セルビアの乗る93号車を牽引。シュミット・ピーターソン・モータースポーツのクルーの元にマシンが戻ると、問題の原因が”ソフトウェア”だと判明した。

 午前中のセッションのうち大部分は、チームやドライバー、メーカーの誰もが快適なバランスを見つけようとしていたため、ショートラン中心で走行が行われた。

 セルビアとモントーヤは、マシンのハンドリングが改善されていくにつれてタイムを上げ、両者が20周以上の走行でこの日のセッションを締めくくった。これも非公式だが、時速218マイル(時速約351km)を記録している。

 インディアナポリスではオーバル用のボディキットがテストされたが、ロード&ストリートコース用のボディキットは、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで8月1日にテストデビューすることになっている。