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<高校野球>花咲徳栄3連覇 プロ注目のエース清水、完璧に抑える

7/27(木) 23:47配信

埼玉新聞

 花咲徳栄が浦和学院投手陣の乱調に付け込んで加点し、危なげなく快勝した。

 花咲徳栄は五回、千丸の二塁打などでつくった1死満塁の好機に、須永が押し出し四球を選んで先制。続く高井は死球、小川も四球で3連続押し出しとした。さらに綱脇の遊ゴロの間に4点目を加えた。六回には2死二、三塁から相手の暴投で1点を挙げた。先発綱脇は6回2失点と好投。8安打を浴び、四回以外は走者を出したが、打たせて取る投球で要所を締めた。七回から継投の清水は5三振を奪うなど9人を完璧に抑えた。

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 浦和学院は渡辺、桑野、佐野の3投手が計11四死球と崩れた。五回には送球の乱れで先頭を出し、満塁で内野の連係が悪くて併殺を取れないなど記録に残らないミスもあった。継投のタイミングも後手に回った。攻撃では相手を上回る8安打を放ったものの、五回無死満塁で無得点に終わるなど、六回に佐野の2ランで挙げた2点にとどまった。

■左対策、内角球磨く

 2番手で登板した花咲徳栄のエース清水は七~九回を全て三者凡退に抑え、「狙ってはいなかった。内容よりも勝てたことがうれしい」と3連覇の喜びに浸った。

 綱脇から「頼むぞ」とマウンドを託され、「油断はできない。何が起こるか分からない」と気を引き締めて登板。この日最速145キロをマークした直球が最大の武器だが、「自分の対策をしてきて、速い球を待っているはず」とあえてカーブを多投。浦和学院の上位打線から3者連続三振を奪った。

 3点リードで迎えた九回。2死走者なしから2ストライクを奪うと、「腕を振るだけ」と最後は渾身(こんしん)の直球で森川を遊ゴロに打ち取った。「綱脇が前半頑張ってくれた。あとは抑えるだけだった」とはにかんだ。

 秋、春と浦和学院に敗れ、「悔しくてたまらなかった」と闘争心に火が付いた。春季大会以降は浦和学院との対戦を想定し、左打者対策に力を入れた。打席に左打者を立たせた投球練習を繰り返し、内角の球を磨いてきたことで「自信があった」と抜群のマウンド度胸を披露した。

 一昨年夏の球速は130キロ台前半。飛躍的に球速を伸ばした一方で「今までは公式戦でなかなか力を発揮できなかった。一番成長したのは精神的な部分」と振り返る。岩井監督も「大きな舞台になると大事に投げてしまって、秋は失敗した。きょうは思い切り投げていた」と背番号1の成長ぶりをたたえた。

 今大会でさらに自信をつけ、甲子園でも「次は必ず勝つ」と意気込む。「ここからが勝負。高橋先輩(現プロ野球広島)でさえ優勝できなかったけど今年は投手が2人いる。力を合わせて日本一を目指す」と目を輝かせた。

最終更新:7/27(木) 23:47
埼玉新聞

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