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【rockin'onホラー映画部だより】この夏、必見の激怖洋画ホラー5本を選出!

7/27(木) 19:30配信

rockinon.com

日本中で過去最高レベルの猛暑日が続く今夏、アメリカからは過去最凶レベルのホラー映画が続々と到着。公開前から話題のA級ホラーから、「意欲作」の香りがするニューカマーまで、今夏より日本公開の5本をピックアップしてご紹介。


1. 『バイバイマン』7月8日より公開中
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鑑賞後、独りで思い出した時こそ怖い「名前を言ってはいけない」系ホラー。
しかもこの「バイバイマン」、その名前を頭に浮かべてもアウトだというから、なかなか難儀だ。

実話を元にしているという触れ込みだが、実際にはロバート・デイモン・シュネックの「True Stories」シリーズ(「本当にあった怖い話」のような位置づけ)の中の1話を映画化したものとのことなので、都市伝説の域は超えず。あくまでもフィクションとして楽しめる一作となっている。

なお、本作の冒頭映像がYouTubeで公開中。
『スクリーム』(1996)よろしくバイバイマンが大学生たちをメッタ斬りにする映像を予想していたが、まさかのおじさんがおじさんを殺めるシーンから始まり……


冒頭映像を観ても分かる通り、舞台はウィスコンシン州。
“ウィスコンシン州”と聞いてまず想起するのはやはり『テキサス・チェーンソー』(2003)の元ネタ、エド・ゲイン事件。ザック・スナイダー監督の傑作ゾンビ映画、『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)も然り。かの連続殺人犯、ジェフリー・ダーマーの生まれもウィスコンシン。ホラー・ファンにとっては、ゾクゾクするイメージが定着している土地だ。

ちなみに、我らがトリニティー、キャリー=アン・モスも出演。重要な役どころであるショー刑事を演じている。

2. 『ウィッチ』7月22日より公開中
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1月に行われたサンダンス映画祭で監督賞を受賞した『ウィッチ』。監督はロバート・エガースで、本作が長編デビュー作となる。

そして主演を務めたのは、注目の若手女優、アニャ・テイラー=ジョイ。
M・ナイト・シャマラン監督の衝撃作『スプリット』でのケイシー役の演技が記憶に残っている方も多いのではないだろうか。

ダーク・ファンタジーの要素とスリラーの要素のバランスが心地良く、褪せた色彩が17世紀の衣装に身を包んだアニャの美しさを際立たせる。『ヴィレッジ』(2004)と『エコール』(2004)の融合といっては表面的過ぎるかもしれないが、閉ざされた集落の中で、それも自分たち家族しかいない環境の中で説明のつかない現象が起きた時、敬虔なクリスチャンである両親の猜疑心はどこへ向かっていくのか……

ホラー映画鑑賞の醍醐味である登場人物の心理描写が残酷で、90分間終始ゾクゾクさせられる良作に仕上がっている。

ちなみに、『スプリット』の演技が高く評価されたアニャ・テイラー=ジョイは本作での演技で定評を獲得。『X-MEN』シリーズのスピンオフ『X-Men: The New Mutants』(2018)への出演も決定しているという。

3. 『フィアーインク』7月24日より「カリコレ2017」にて上映中


トレイラーを観た瞬間、思わずデヴィッド・フィンチャーの傑作『ゲーム』(1997)を想起してしまう本作のテーマ。

怖いもの大好きな主人公がホラーを追求するあまり、日常に恐怖を提供する会社「フィアーインク」に顧客登録。求めていた通りのホラー体験を楽しみつつも、「フィアーインク」のサービスはエスカレートしていき……? というストーリー。

上映時間は90分。サクッと楽しめそうなポップコーン・ムービーだ。

5. 『アンシーン 見えざる者』8月1日より「カリコレ2017」にて上映


身体がどんどん見えなくなっていってしまう(徐々に透明人間になっていく)という奇病を抱えた主人公が行方不明の娘を探す、というストーリーのこちら。

かなり異色のテーマだが、特殊メイクアーティストのジェフ・リドナップ(『デッドプール』、『X-ファイル』など)の長編デビュー作とのことで、見えなくなっていく主人公のビジュアルに期待が高まる。

一貫して静かなトーンで、主人公の内面の葛藤と家族のドラマも丁寧に描かれている。静かな夜に1人で観に行きたい一作。

4. 『アナベル 死霊人形の誕生』10月13日公開
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10月13日の日本公開が決定したばかりのこちらは『アナベル 死霊館の人形』(2014)の続編で死霊館シリーズ最新作。前作に引き続き、『ソウ』シリーズも手掛けるジェームズ・ワンが製作を務めている。

実話モノだということを考えると背筋も凍る思いだが、本気で恐ろしく仕上がっていた死霊館シリーズの1作目『死霊館』(2013)と2作目『死霊館 エンフィールド事件』(2016)に比較するとかなり柔らかくなっていた『アナベル 死霊館の人形』。

ホラー初心者でも観やすい『アナベル 死霊館の人形』の続編、秋の夜長にはもってこいの一作ではないだろうか。

《番外編》

今年の話題として押さえておかなければ……! な2作をおまけとしてご紹介。

『It(原題)』9月8日全米公開(日本公開日未定)


「ピエロ恐怖症」を蔓延させた『IT』(1990)のリブート版、『It(原題)』は9月に全米公開。

言わずもがな、スティーブン・キング原作の(ある意味)トンデモ映画の現代版では、果たしてどのようなペニーワイズを観ることができるのだろうか。オリジナル版とリブート版のトレイラーが見事にシンクロしているとの情報もあるので、本編はオリジナル版をきちんとリスペクトした作りになっていることが期待される。

ペニーワイズを演じるのは、『シンプルシモン』(2010)で主演を務めたビル・スカルスガルド。最初の犠牲者の兄ビル役には、『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014)で好演を見せた子役、ジェイデン・リーベラーがキャスティングされている。

日本公開は未定だが、オリジナル版を観ておさらいしつつ、首を長くして待ちたい。

『ジグソウ:ソウ・レガシー』11月10日公開
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2010年の『ソウ ザ・ファイナル』で完結したはずの『ソウ』シリーズ。

7年の時を経て、新章として蘇るという。8作目のタイトルは『ジグソウ:ソウ・レガシー』。すでに死んでいるはずのジグソウの殺害方法と酷似した死体が発見され……というストーリー。ジグソウが実は生きていたのか、それとも模倣犯が表れたのか……。

シリーズファン待望の最新作、『ジグソウ:ソウ・レガシー』は11月10日公開。世界に衝撃を与えた1作目『ソウ』(2004)から7作目の『ソウ ザ・ファイナル』まで、(2度、3度と)観直す時間は充分にある。 (滑石蒼)

rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)

最終更新:7/27(木) 19:30
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