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大型二次電池市場、2025年は3.4倍に拡大…環境対応車需要で

7/28(金) 9:45配信

レスポンス

富士経済は、電気自動車(EV)などの環境対応車分野を中心に今後、大幅な市場拡大が予想される大型二次電池とその構成部材の市場を調査し、結果を報告書「エネルギー・大型二次電池・材料の将来展望2017エネルギーデバイス編」にまとめた。

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報告書では、環境対応車分野、電力貯蔵分野、動力分野に採用される大型二次電池と、その構成部材の世界市場について現状を調査・分析し、将来を予測した。

それによると大型二次電池の市場は、2016年が2兆6700億円が2025年には9兆0212億円と、3.4倍に拡大することを予想する。

2016年時点で環境対応車分野用途が50%以上を占めている。今後もリチウムイオン電池を中心に採用が増えるため、2025年には大型二次電池の用途分野の73%を占めると予想する。

鉛電池はマイクロEV市場の拡大や産業用における安定需要があるため、小幅ながら伸びが予想される。NAS電池、レドックスフロー電池は2020年頃から電力貯蔵分野で大幅な伸びを予想。電気二重層キャパシタとリチウムイオンキャパシタは2020年頃からマイクロHVを中心とした環境対応車分野での採用が進むと予想する。

大型リチウムイオン電池の主要構成6部材(正極活物質、正極集電体、負極活物質、負極集電体、電解液、セパレータ)の世界市場は2016年が6476億円だったのが2025年に3兆0673億円と4.7倍を予想する。今後も環境対応車分野、特に搭載電池パックの大容量化が進行するプラグインハイブリッド車(PHV)、EV向けがけん引して市場拡大が予想されるとしている。

また、大型電気二重層キャパシタの主要構成2部材(電極材、電解液)の世界市場は2016年が47億円だったのが2025年に139億円と3.0倍に増える予想。

大型電気二重層キャパシタは、マイクロHV、PHVバスが主要用途となっている。2016年はPHVバス向けの需要が減少したため、2016年の市場は前年比で縮小した。長期的にはマイクロHV向けの需要増加を予想、市場が拡大する予測だ。

《レスポンス レスポンス編集部》

最終更新:8/14(月) 16:16
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