ここから本文です

素六翁冊子10年ぶり復刻 紙芝居形式で構成 沼津

7/28(金) 8:25配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 沼津兵学校の設立、愛鷹山麓の茶業や牧畜の振興など県東部の発展に尽くした江原素六翁(1842~1922年)の顕彰会(土屋新一会長)はこのほど、素六翁の生涯を紹介した子ども向け冊子「江原素六ものがたり」を10年ぶりに復刻した。

 B5判40ページ。絵と文章をセットにした紙芝居のような形式で構成され、巻末には年表も付いている。素六翁の誕生から青年期までは1987年に当時の市立金岡中美術部生徒が手掛け、壮年期以降のエピソードは2007年の第2版発刊時に当時の市立金岡小児童が描き加えた。

 第3版となる今回の復刻は、19年の沼津兵学校開校150周年を記念した同会の事業の一環で、素六翁の偉業を分かりやすく伝承するのが狙い。難読漢字にルビを振るなどの配慮を施した。土屋会長は「当時の時代背景もよく描かれている。児童生徒の親を含め、幅広い世代に読んでほしい」と願う。

 同会は沼津市内の小中学校への冊子配布を進めている。27日は素六翁がつくった集成舎がルーツの市立第一小に届けた。杉本雅弘校長は「4~6年生の社会や地域学習に最適」と顔をほころばせた。

静岡新聞社