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てんりゅう柄の注染染め粋に 手拭いと冊子販売 浜松

7/28(金) 8:32配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 浜松市中区のデザイン事務所「キーウエストクリエイティブ」は、市街地で暮らす人々に山のことを感じてもらおうと「天竜の山」を図案化した柄「てんりゅう柄」を製作した。実際に柄を活用してもらおうと遠州特産の注染染めの手拭いを作り、28日から、同市や磐田市など4店舗の谷島屋書店でフリーペーパーとともに販売する。税込み1080円。

 てんりゅう柄は、天竜の山を象徴する規則性を持たせたストライプ柄で天竜美林のスギやヒノキの美しさを表現。間隔の異なる縦じまで林業家や山の個性をイメージした。注染染め独特の手仕事によるぼかしを入れ、山々に光が差し込む光景や人の温かみも表した。

 同社は、遠州地方での豊かな暮らしを提案する冊子「えんらく」を2015年に出版し、自然環境や技術が調和した遠州の魅力を発信してきた。てんりゅう柄は、松下克己編集長らが山とまちをつなげる古典的な柄を作ろうと1年前から製作に取り組んできた。松下編集長は「手元にこの柄があることで、日常生活の中で山間地のことを思い出せるツールになれば」と期待し、販促物や包装紙などへの活用を展望する。

 手拭いに付属するフリーペーパー「えんらく」は柄の製作意図が分かるよう林業家と注染染めの職人などを取り上げている。手拭いの販売数は80部。問い合わせはえんらく編集部<電053(450)0222>へ。

静岡新聞社