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【世界水泳】萩野「力不足です」200個メで銀「悔しい」0秒45届かず

7/28(金) 6:04配信

スポーツ報知

◆世界水泳第14日(27日・ハンガリー・ブダペスト)

 【ブダペスト(ハンガリー)27日=小林玲花】競泳男子200メートル個人メドレー決勝で、リオ五輪同種目銀メダルの萩野公介(22)=ブリヂストン=が1分56秒01で2位。13年大会(スペイン・バルセロナ)以来の銀メダルに輝いた。瀬戸大也(23)=ANA=は1分56秒97で5位。今大会初のライバル対決は萩野が制し、最終日の30日には400メートル個人メドレーでも対決予定だ。

 萩野が金メダルに0秒45届かなかった。タイムを確認すると、少し上を仰いだ。「力不足です。悔しい。悔しいです」。言葉がなかなか出てこなかった。最初のバタフライは24秒62で、世界記録を上回るラップで飛び出した。しかし3種目めの平泳ぎで隣のレーンを泳ぐケイリシュに逆転を許した。最後の自由形で追い上げたが、届かなかった。

 昨年9月に右肘を手術し、得意の自由形の泳ぎが崩れた。4月の日本選手権は「ふわふわした感じ」。5月のジャパンオープンは「力んでいる」。6月の和歌山県選手権ではついに「分からなくなった」。好調だったときの映像を何度も見返した。自由形が専門の江原騎士(ないと)にも「しっくりいってないんですよ」と相談し、瀬戸にも「何でだろうな」と聞いた。試行錯誤を続けたが正解は見つからなかった。

 思い切って自由形のレース出場をやめた。6~7月の高地合宿では一から体を見直し、200メートル個人メドレーの練習に時間を費やした。一緒に練習する大橋悠依、ライバルの瀬戸が先にメダルを獲得し「さすがだな」と刺激も受けた。今回は日本チームの主将も務めている。五輪初出場だった12年ロンドン大会は主将の松田丈志さんに背中で引っ張ってもらった。「自分もそういうふうになりたい」。責任感がメダルへと導いた。

 リオ五輪後から1日の摂取カロリーを5000~5500キロカロリーに倍増した。今まで食べたいものを食べることが多かったが、体作りを意識し、毎日のように食事会場に1人残って黙々と食べた。体重を約2キロ増やし、体も精神面も一回り以上大きくなった。「(調子が)戻ったなって言ってもらえるように頑張りたい。ここで活躍して日本にもいい結果を届けたい」。このままでは不完全燃焼。大会最終日となる30日の400メートル個人メドレーを制してこそ、完全復活と言える。

最終更新:7/29(土) 4:17
スポーツ報知