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【宮下純一の目】瀬戸、400個メ3連覇へ好材料

7/28(金) 9:02配信

スポーツ報知

◆世界水泳第14日(27日・ブダペスト)

 男子200メートルバタフライは駆け引きが面白いレースだった。前半、瀬戸選手が慎重にいったのに対し、チャド・レクロー(南アフリカ)は飛ばした。メダルを狙うのではなく、金メダルを狙う一か八かの勝負をした。あれだけ差がつくと他の選手は失速を待つしかなくなり、メダルの死守に動く。直後に200メートル個人メドレー準決勝が控えていた瀬戸選手も、無理せず割り切って戦えた。

 前を追ってストローク数を上げると、かき急ぎがちになるが、前半の100メートルは少ない回転数でしっかり水を捉えて軽く跳ねる、トビウオのような泳ぎができていた。生命線のバタフライが復調したことは、400メートル個人メドレーの3連覇へプラス要素になる。1つメダルを取れたことで、いい心理状態で迎えられるだろう。

 坂井選手は今季、1分52秒台を目指すトレーニングをしただけに残念だった。予選から感覚とタイムが合っておらず、本番当日にピークを合わせきれなかったのかもしれない。無理についていった結果、得意のラスト25メートルで伸ばせなかった。国際大会でコンスタントにメダル争いをするには、大きな失敗をしない高いレベルの調整能力も必要になる。(2008年北京五輪メドレーリレー背泳ぎ銅メダリスト)

最終更新:7/29(土) 4:17
スポーツ報知