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ゴリ 体罰シーンに苦悩「何度も殴るなんて震えが止まらなかった」

7/28(金) 16:49配信

東スポWeb

 お笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリ(45)が28日、都内で行われた映画「沖縄を変えた男」(8月5日から順次公開)の特別試写会に出席した。

 ゴリは沖縄水産高を2年連続の甲子園準優勝に導いた名将・故栽弘義監督を演じる。ただ、実際は劇中の対戦相手である首里高出身で、しかもサッカー部の補欠だったため「なんで俺にオファーがきたのかな」という。

 栽監督といえば、沖縄の野球を本土と互角に戦えるほど強くした立役者。ゴリは「県民が胸を張って『俺は沖縄出身』と自慢できるようにしてくれた人で、神のような存在。甲子園の時期に沖水の試合の時間は、みんながテレビを見たりラジオを聴いていたので、沖縄の経済がストップすると言われていたほど。だから、俺が演じて『あんなのじゃない』と言われるのが怖かった」と振り返る。

 バッティング練習を重ね、身内や関係者にインタビューして、栽監督の実像に迫った。「甲子園の中継ではベンチから笑顔を見せる姿しか印象がなかったが、実際は怖い人だった。試合中でも部員を殴り、相手の監督も止められなかった。半径5メートル以内に近づいただけで、部員は吐き気がしたと聞いた」という。

 当時は体罰が当たり前の時代だったため、撮影では部員役をじかに殴った。「殴られたほうはすごく痛かったはず。俺も何度も人を殴るなんて、震えが止まらなかった。役作りのため、撮影期間中は一切しゃべらずに、一人でご飯食べていた。本当に孤独だった。不良にはなめられたら終わりだから。栽監督は寂しかったと思う。それで女性に走ったんだろう。結婚は3回。沖縄では有名だった。昼も夜も試合」

 そんなゴリの苦労も報われる。「出演した教え子に『一瞬、ゴリさんが栽監督に見えた』と言ってもらえた。うれしくて思わず猪木さんみたいに殴った。今、ああいう指導法は問題になるが、あれがなければ沖縄は強くなってなかったかも」という。

 もちろん、芸人だけに笑いも忘れていない。2007年に死去した栽監督の教え子などを集めたため「実は選手役の8割が30歳を超えている。ビールの飲みすぎで太っていたり」と明かして笑いを誘った。

 また「この間、沖縄に帰ったら母校のグラウンドが掘り返されていた。先生に聞いたら不発弾が見つかったと。危なくない? もしかしたら、サッカーで違う“ゴール”を決めていたかも」とエピソードを披露した。

最終更新:7/28(金) 17:20
東スポWeb