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JRAが2019年夏「降級制度」廃止

7/29(土) 6:03配信

スポーツ報知

 JRAは28日、4歳夏に平地競走の収得賞金が半分になる「降級制度」を2019年に廃止することを発表した。より分かりやすいクラス編成とともに、1600万、オープンといった高額条件競走の増加を目指す。

 降級制度はJRAで長く定着してきた。87年までは4歳夏、5歳の夏の2回にわたって降級。その後、88年に4歳夏の1回のみに変更となり、06年には収得賞金算入額を見直し、優勝馬が同一条件にとどまらないようにした。かつては古馬の在籍頭数を確保し、出走頭数の確保に寄与した時代もあったが、在籍頭数が増えた現状にはそぐわないとして、廃止が決まった。

 降級制度の廃止で、勝利を挙げた馬は1つ上のクラスに昇級し、以後そこから下がることはなくなる。明快なクラス分けになり、降級馬が圧倒的に強いというクラス内の実力の不均衡が減少する。夏に高額条件馬が減らないことで、夏季主場や第3場のメイン競走などで、オープンや1600万のレースを組みやすくなる。G1競走を頂点としたシンプルかつ“上に厚い”レース体系がより興味深い番組の提供につながり、ファンにとっても有益であると判断した。

 降級制度の廃止は、現2歳馬が4歳を迎える19年夏から。関係者への周知に時間がかかったことや、すでにデビューしている3歳馬への影響、馬主の今後の馬の仕入れなどに配慮して、再来年からの施行となった。降級制度の廃止により、頭打ちになった馬の退出が早まる可能性があるが、高松知之・JRA競走部番組企画室企画課長は「降級馬がいないぶん、そのクラスのレベルが下がり、好走確率は上がるはず」としている。

 ファンにもなじみが深く、夏場の馬券戦術のひとつとして定着している降級制度の廃止により、優勝劣敗という競馬本来の姿がより強調されることになった。

【秋競馬はこうなる】

 ◇JBC競走当日の発走時刻 JRAは11月3日(金曜・祝日)に大井競馬場で行われるJBC競走が、同日行われる福島・京都競馬と競合しないように発走時刻を決めた。当日の京都メイン(11R)のファンタジーSは15時35分発走。JBCレディスクラシックは15時45分、JBCスプリントは16時25分、JBCクラシックは17時10分の発走。福島、京都の最終競走はそれぞれ16時、16時10分となる。

 ◇有馬記念の枠順 有馬記念(12月24日、中山)の枠順は出走馬発表の21日、18時30分頃に公開抽選により決定する。

 ◇年末の出馬投票 12月28日(木曜)に中山、阪神競馬を施行することに伴い、ホープフルS・G1(中山)の特別登録は同17日に、その他の競走は特別登録を同23日(土曜)に、ホープフルSを含む出走馬、枠順は同26日(火曜)に決定する。

最終更新:7/29(土) 6:03
スポーツ報知

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