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ラーメン vs. 牛丼。あなたはどちらが好きですか

7/28(金) 11:20配信

投信1

ラーメンは日本の食生活で最も身近な食べ物の一つです。今回は、上場企業としてラーメンチェーン店「一風堂」を抱える力の源ホールディングス(以下、力の源HD)と、やはり身近な存在である「牛丼チェーンビッグ3」の吉野家、松屋、すき家の決算情報をもとに市場動向を見ていきます。

力の源ホールディングスの歴史

まず、ラーメンチェーン店である「一風堂」について見ていきましょう。一風堂は力の源HDが抱えるブランドです。

もともと一風堂は1985年10月、福岡県中央区大名に「博多 一風堂」をオープンしています。一風堂は実に30年以上の歴史があることになります。

博多が本拠地の一風堂は1994年12月に横浜市の「新横浜ラーメン博物館」に出店し、関東初進出を果たします。関東で一風堂の味を楽しめるようになったのはこの時からです。そして翌年の1995年4月には、東京都における第1号店として「一風堂 恵比寿店」をオープンしています。

海外については、2008年3月に米国ニューヨークに海外1号店を出店し、その後も着々と海外進出を進めます。今では、一風堂以外のフォーマットを含め、世界で65店舗にまで広がっています(2017年3月末時点)。

日本のラーメン市場はまだ拡大余地があるのか

力の源HDの直近の決算資料によれば、国内の外食市場24~25兆円のうち、国内ラーメン市場規模(売上高)は4,300億円とされています(2016年)。上記の前提によれば、ラーメン市場は外食市場の約1.7%程度ということになります。

では、ラーメンと人気を二分するともいえる牛丼市場も比較の上で見ておきましょう。

吉野家ホールディングスの直近の売上高が約1,900億円、松屋の売上高が約900億円、すき家を傘下に持つゼンショーの牛丼カテゴリー売上高が約1,900億円と、3社合計で約4,700億円になります。

吉野家、松屋、ゼンショーの牛丼カテゴリーは、一部牛丼以外のメニューやフォーマットの異なる外食も含まれているので、すべてが牛丼の売上ではありませんが、先ほどのラーメン市場と比較すると牛丼のほうが上位プレーヤーであり、比較的大きな売上高を形成しています。

前出のように国内のラーメン市場規模は4,300億円ということでしたが、ラーメンを身近に感じている方は、ラーメンの市場規模はもう少し大きくてもよさそうなものだと思われるかもしれません。

力の源HDの直近の売上高を見てみると、連結売上高は224億円となっています。一風堂は十分に有名なラーメン店ですが、この売上高に含まれるブランドが一風堂だけではないことを考えれば、ラーメンのブランド1つが現在上げることのできる売上高はそれほど多くはないということでしょうか。

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最終更新:8/21(月) 19:00
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