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キャスター時代から蓮舫代表を知る元TBS杉尾議員「もっとちゃんと支えなければいけなかったと思っている」

7/28(金) 15:29配信

AbemaTIMES

(c)AbemaTV

 「負けてしまった東京で、私は衆議院で小選挙区から出る。しっかりと勝てる組織に皆さんの力をもらってもう1回立ち上がっていきたい」

 そう決意を新たにしていた直後の、蓮舫代表の突然の辞任表明。
 
 蓮舫代表の辞任表明を受け、党内外から様々な声が挙がっている。民進党の前原誠司衆議院議員は「蓮舫さんの今回の決断というのは、極めて重い政治的判断だったと思うし、それで局面を展開しようとした思いについては、心から敬意を表したい。潔い決断だったと思っている」と述べた。また、自民党の二階幹事長は「影響が微塵もないといえば失礼にあたるのでこれは言わないが、他党のことは他党のことだ。意見は差し挟まずに静かに見守っているというのが、政党政治の上でそれだけのエチケットは持ってなきゃいけない」とコメントした。

 辞任会見直後の27日夜、AbemaTV『AbemaPrime』に出演した民進党の小西洋之・参議院議員は「第一報を聞いた時の心境は、“一寸先は闇“という感じだった。本当にびっくりした。25日の両院議員懇談会で、3時間にわたって“辞めるべきだ“という意見も含め、厳しい意見が出た。それでも、とにかく蓮舫体制でやっていこうということになったと認識していたので、正直、まさかと思った」と心境を吐露した。

 小西議員によると「蓮舫体制に対して厳しい立場を取る党内のグループのリーダーからも“蓮舫さんは辞める必要はない。地方選挙なんだから、頑張っていこう“という声もあった。私の理解では、(25日の段階では)覚悟、決意を持ってやるんだというのがあったはずだが、一日考えて、辞任という決断になったのだろう」と推測した。

 同じく民進党の杉尾秀哉参議院議員は「小西さんは同じグループに所属しているからそういう思いがあるかもしれないが、僕はそこまで意外ではなかった。やっぱり野田さんを幹事長に指名したのは、蓮舫代表だし、本当に野田さんの辞任だけで済むのかなと思っていた。ただ我々が選んだ代表なので、僕らから辞めてくださいというのは、口が裂けても言えない。これはもうご自身で判断されるしかない。それを待とうと思ったら、ものすごく早かったので、その辺は意外だった」と話す。

蓮舫代表は会見で「都議選は一つのきっかけだが、直接の原因ではない。ここは明快にさせてほしい。ただ都議選を通じて、その結果も通じて、丁寧に党内の仲間の声に耳を傾けて、色々な声を受け止めながら、私は代表になってからちゃんとみんなの声に向き合ってきたのだろうかという反省の部分、自分に足らざる部分というのにも気づいたことも大きい」と辞任の理由を語った。

さらに記者から「急な辞任表明ということで代表の地位を投げ出した、逃げ出したというイメージを国民に与えるのでは?代表の任は重すぎた?」と聞かれて「前段の質問に対しては真摯に受け止める。後段の質問は、とにかく私は自分の持ちうる力、自分がなしえる力、全力は傾けてきた。代表ということは最後。後ろに誰もいない。自分の判断、自分の決断、そして自分が引っ張っていく。この孤独な立場というのをものすごく痛感した」と答えた。

また、会見後には「私はずっと前に進むことが強さだと思ってきました。今回は、一度立ち止まり弱さを認めることも強さだとの判断をしました」とツイートしている。

 元TBSキャスターでもある杉尾議員は「私は蓮舫さんが代表選挙に出た時の推薦人の一人でもある。私が夕方のニュースをやっていた時、蓮舫さんはテレビ朝日さんで同じ時間帯で番組をやっていた。そういう横のつながりもあって、当時から性格も含めてよく知っている。運が悪かったと思うのは、小池さんという、百戦錬磨で、どん底も見ているし、二十何年渡り歩いて、都知事として選挙でも躍進したキャラクターが出てきた。どうしても女性として比較されてしまう。そういうことも含め、シチュエーションが不幸だったと思う。蓮舫さんはいつも強い女を見せないといけない、という思いがある人なので、弱みを見せられない。ずっとフリーのタレント、キャスターだったので、組織人ではなかった。連合との関係や、党内に色々な考え・出身の人がいる中で組織を率いていく辛さみたいなものもあった。“私つらい“みたいなことを親しい人には漏らしていたようだ」と、蓮舫代表の心情を慮った。

 Twitter上には「#蓮舫辞めるな」というハッシュタグも登場したが、「民進党を墓場まで持っていくのはあんたしかおらん!辞めないで!」「安倍政権や自民党にとっては逆風」「もうブーメラン芸が見られなくなるのか、寂しいな」といった、皮肉とも取れる厳しいツイートも見られた。

 こうした厳しい意見について小西議員は、「ここまで来たら、こういうツイートをしてくださった方々が、蓮舫さんが辞任して新しい民進党になってよかったなと思ってもらえるように割り切って頑張るしかない」と苦笑。「蓮舫さんが民進党を率いて、日本をどう良くするんだというメッセージ(を伝える力)が我々にも足りなかった」と反省の弁を述べると、杉尾議員も「もっとちゃんと支えないといけなかったと思っている」とコメントした。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

最終更新:7/28(金) 18:34
AbemaTIMES