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ホンダとのパワーユニット供給契約の白紙化について、ザウバー新代表が説明「双方の状況が大きく変わった」

7/28(金) 8:58配信

motorsport.com 日本版

 ザウバーとホンダは木曜日、2018年のパワーユニット供給契約を白紙に戻すことを明らかにした。にもかかわらず、ザウバーの新チーム代表であるフレデリック・バスールは、夏休みが始まる前に、2018年のパワーユニットを確定させたいと考えている。

【写真】ザウバーの新代表に就任したフレデリック・バスール

 バスールはまた、必然的にコスト増になるにも関わらず、1年落ちではなく、最新仕様のパワーユニットを有していなければならないと語る。

「我々はお互いの意思でそれを行った」

 ホンダとのパワーユニット供給契約の停止について、バスールはそう語った。

「この議論は、ホンダとザウバーの間で8カ月前に始まった。そして、双方の状況が大きく変わった」

「そして、我々は議論を止めるのが一番良いという結論に達したんだ」

「私たちはホンダと非常に公平な方法でそれを行った。そして過去10日間にわたって行ったディスカッションに感謝したい。しかし、私にとってはそれは良い事だった」

「議論の第二の部分として、今、我々はホンダとの議論を止めたため、新しいパートナーを見つけなければならなくなった」

「パドックには、それほど多くのエンジンサプライヤーがいるわけではない。そのため、すぐに契約を締結する事ができるだろう」

 ホンダとの関係の変化について、バスールは次のように付け加えた。

「我々はペースの面で、かなり厳しい状況にあるという事に言及しなければならない。ホンダ側としては、マクラーレンとの契約はどうなっているのか、正確には知らされていない。それは、我々にとっても難しい状況だ」

 バスールはまた、チームが来年使用するパワーユニットを、できるだけ早く知る必要があると認める。

「早ければ早いほど良い。我々は来年用マシンの設計を前に進める必要があり、そのために決定を下さなければならない。夏休み前にそれができることを願っている」

 バスールはメルセデスと非常に近い関係にある。また、ザウバーはフェラーリとの関係を更新する可能性も示唆されている。フェラーリと契約を締結すれば、ギヤボックスの供給も受けられる可能性がある。

 当初の予定どおり、ザウバーがホンダとの契約を維持していれば、2018年にはマクラーレンのギヤボックスを使用する予定だった。

「包括的な取引、そしてエンジンとギヤボックスを見つける必要がある。来年、我々が自分自身でギヤボックスを用意することはできない。そのため、包括的な立場について議論している」

 バスールは、チームのモチベーション向上のためにも、最新スペックのパワーユニットが必要であることを強く主張している。

「今シーズンは非常に厳しい状況にある。シーズン中にアップデートされることはなく、燃料や潤滑油も当初のままだ」

「1年落ちのエンジンでシーズンを始めるならば、チーム内のモチベーションを保つのは難しいだろう」

「それはお金の問題ではない。チームにとってはとても重要なことだと思う。会社のことについては話したくないが、チーム、そしてチームの全てのメンバーは、全部門で非常に厳しい仕事を行っている」

「エンジンの議論は一部だが、最新仕様のモノを持つ必要があることは確かだ」

Adam Cooper