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<高校野球>今大会振り返る 群雄割拠の様相、徳栄以外でプロ注目も

7/28(金) 7:01配信

埼玉新聞

 (第99回全国高校野球選手権埼玉大会)

 ともにAシードで一県一代表制では史上2校目となる埼玉県内3冠を目指す浦和学院と、埼玉大会で史上初の3連覇を目指した花咲徳栄。決勝は埼玉の高校野球ファンのみならず、多くの県民が胸を熱くした。

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 花咲徳栄は大会を通じて強打のイメージが強く残った。3番西川は4本塁打とけん引した。決勝までのチーム打率は4割を超えるなど隙がなかった。決勝では、夏の大会で見せてきた打撃の豪快さではなく、伝統の緻密野球で前人未到の3連覇を達成した。

 浦和学院はエース清水と渡辺、佐野の両2年生の投手陣が軸となった。5回戦の星野を延長十二回サヨナラ勝ち、準決勝の春日部共栄では九回サヨナラ勝ちと土俵際で踏ん張り続けたが18年ぶりに決勝で敗れ、5季連続で甲子園出場を逃した。

 春日部共栄は準決勝で浦和学院に惜敗。名門同士の好試合でサヨナラとされたシーンは主将の二塁手川畑が中前に抜けそうな打球に飛び付き執念のプレーを見せた。

 新鋭・山村学園は初4強に進出。主将の金子を中心に敗戦後は悔し涙と新たな歴史を築いた満足感が漂っていた。躍進を支えた左腕和田は1年生。今後の躍進に期待したい。

 自慢の長打力で28年ぶりの8強に進出した古豪・川越工。その打棒もさることながら小久保、宮崎の両右腕の奮闘も際立った。叡明は初8強で三上ら個性的な強打者がそろっていた。

 昨夏準優勝でノーシード聖望学園はCシード草加西を破り、強豪としての意地は見せた。星野はエース左腕湯沢の粘投でプロ注目の本格派、武南の布川に投げ勝った。北本は田辺“青空ツインズ”で注目を集め、エース田辺青の完封でBシード市川越を撃破した。

 本庄東の左腕桐敷は市川口との4回戦で203球の熱投。投ゴロがグラブの隙間にはまるアクシデントで延長十一回に同点とされたが集中を切らさなかった。

 早大本庄と熊谷商の2回戦は延長再試合となった。猛暑の中、極限状態の選手たちが戦う姿は感動を呼んだ。

 新鋭、古豪、強豪がしのぎを削った今大会。来年の100回記念大会へ向けて、花咲徳栄の野村、浦和学院の左腕佐野、蛭間ら楽しみな2年生の活躍も目立った。

最終更新:7/28(金) 8:44
埼玉新聞

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