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マダニ対策 肌の露出防いで 感染症で死亡例 保健所「かまれたら病院へ」

7/28(金) 11:10配信

北海道新聞

函館で70代男性 昨年は札幌の40代男性

 ウイルスを持つマダニにかまれ今月、北海道内の70代男性が「ダニ媒介性脳炎」を発症して死亡したことを受け、札幌市保健所が感染予防の徹底を呼びかけている。市内の医療関係者向けに緊急の研修会も開き、適切な診療方法の周知徹底を図っている。

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 70代男性は7月上旬、函館市内の病院で亡くなった。昨年8月には札幌市内の病院で40代男性が、ダニ媒介性脳炎で死亡した。

 ほかにも、マダニを媒介した感染症は皮膚が赤くなり、発熱や関節痛などインフルエンザと似た症状が出る「ライム病」、発熱を繰り返し髄膜炎などを引き起こす「回帰熱」がある。市保健所によると、今年に入って道内では16日現在、ライム病が4例、回帰熱が1例確認されている。

「医療機関で取り除いてほしい」

 市保健所感染症総合対策課は昨年8月以降、市内の公園や山道など約40カ所に注意喚起の看板を設置。「マダニにかまれないことが感染予防の一歩」とし、森林などに入る際は首回りやシャツ、ズボンの裾に隙間を作らないよう助言する。

 かまれた場合には「自分で除去せず、できるだけ医療機関で取り除いてほしい」。マダニを手でつまむと胴体が押され、ウイルスがヒトの体内に注入されたり、口がちぎれて皮膚に残り、化膿(かのう)したりする恐れがあるという。(鈴木雄二)

北海道新聞

最終更新:7/28(金) 11:22
北海道新聞