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「今のロボットは人間の方を向きすぎている」本物のようなペンギンロボットを開発した現役女子大生の“斬新な発想“

7/28(金) 18:44配信

AbemaTIMES

(c)AbemaTV

 “次世代ロボットクリエイター“として注目を集める若者がいる。

 1995年生まれの21歳で、慶應義塾大学環境情報学部の4年生・近藤那央さんだ。「生きているロボットを作りたい」という、斬新な発想で未来のロボット像を描く彼女は、今月、科学や教育分野で活躍する新進気鋭の科学者たちに贈られる「ロレアル―ユネスコ女性科学者・日本特別賞」を受賞した。同賞はこれまで現代アーティストのスプツニ子!さんや、モデルで国連WFPの日本大使を務める知花くららさんが受賞してきた。綿密な設計が求められる難易度の高い水中ロボットに挑戦する近藤さんの姿勢や将来性が高く評価された。

 授賞式では「高校生の頃からペンギン型水中ロボットを開発してきた。宇宙が好きで、東京工業大学附属高校に入学して機械を勉強していました。卒業研究としてこのロボットを作り始めたのがきっかけです」と語った。

 近藤さんが開発したそのペンギンロボット“モノペン“は、玉川高島屋S・Cで開催されている「南極・北極展」で見ることができる。まるで生きているかのようなしなやかな動きで来場者を驚かせており、子どもたちも「本物のペンギンだと思って最初はびっくり仰天しちゃった。毛が生えている感じもしたし、すごい」と目を輝かせる。

 子どもたちが揃って口にする“本物みたい“という言葉。ペンギンらしさを追求するため、水中ロボットによく用いられるスクリューではなく、しなやかな羽の動きのみで動くことにこだわった成果だ。

 「羽ばたきだけで泳いでいるのがかっこいいなと思って。子どもたちが触っても安全なので、触ってもらえる展示ができる」と近藤さん。実はこのモノペンを動かしているのは、ペンギンのぬいぐるみだ。このコントローラーのぬいぐるみには羽と胸に動きを捉えるセンサーが仕込んであり、Bluetoothでモノペンの背中についているアンテナに信号を送信、ロボットの動きをコントロールしている。

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最終更新:7/29(土) 0:49
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