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【稲田大臣が辞任】『秘蔵っ子の退場』で安倍首相に自民党内から批判

7/28(金) 12:07配信

ホウドウキョク

「反省すべき監察結果で、極めて遺憾」

稲田防衛大臣は、南スーダンでのPKO活動の日報をめぐる問題で記者会見し、防衛省の特別監察の結果を公表した。

【ノーカット動画】稲田大臣が辞任会見

稲田大臣は「防衛省、自衛隊にとって大変厳しい結果が示された。反省すべき監察結果で、極めて遺憾です」と述べたうえで、「防衛大臣としての任を辞することを決め、安倍総理に辞表を提出した」と大臣辞任を明らかにした。

会見の中で稲田大臣は「陸自データの存在について、何らかの発言は否定できないものの、非公表の公表を求めた事実はなく、私より何らかの方針の決定はなかったと認定されている。私自身報告を受けた認識はなく、情報公開の姿勢に照らせば、指導を行ったはずだが、監察は率直に受け入れる」とした。

また、防衛省は、黒江事務次官と岡部陸上幕僚長の辞職を発表した。

「閣僚の任命責任は総理たる私」

一方、安倍首相も記者団に対し、「稲田大臣から『トップとして監督責任を取りたい。けじめをつけたい』との強い申し出がありました。そのため、大臣の意思を尊重し、辞表を受理することとしました。閣僚が辞任することについて、国民の皆様に心からお詫び申し上げたい」と稲田大臣辞任について謝罪した。

安倍首相は自らの責任については「閣僚の任命責任は総理たる私にあります。国民の皆様の閣僚に対する厳しい批判については私自身、真摯に受け止めなければならない。こうした結果になったことについて、改めてお詫び申し上げたい」と重ねて陳謝した。

「大臣を続けるだけで支持率が下がる」

自民党内では「もっと早く辞めさせるべきだった」など、稲田大臣をかばい続けてきた安倍首相への批判がかつてないほど高まっている。

安倍首相は、もともと来月の内閣改造を待って稲田大臣を交代させる意向だった。しかし、陸上自衛隊が日報データを保管していた事実を稲田氏に報告する内部文書の存在が明らかになると状況が一変した。

与党内からも「大臣を続けるだけで支持率が下がる」などの批判が日増しに強まったため、事実上の更迭に追い込まれた。

防衛大臣ポストは、内閣改造まで岸田外務大臣に兼務させることが決まり、岸田外相は「辞任は残念だが、内閣の一員として一層引き締めて対応していきたい」と述べた。

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最終更新:7/28(金) 13:20
ホウドウキョク