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ヒアリ「家にいる!」戦々恐々 伊万里港で水際対策強化 佐賀

7/28(金) 11:23配信

佐賀新聞

問合せ相次ぐ

 南米原産の強毒アリ「ヒアリ」が社会問題になっているのを受け、佐賀県にも窓口への問い合わせが相次いでいる。県内では発見されていないが、九州でも確認されたのを受けて関係者は戦々恐々。コンテナを取り扱う伊万里港(伊万里市)では国と連携して水際対策を強化し、自治体間での情報共有も進めている。

 ヒアリは5月下旬に国内で初めて兵庫県の神戸港で見つかり、これまで7都府県で確認されている。九州では7月下旬に博多港(福岡市)で発見されたのに続き、大分県中津市の運送会社でも門司港(北九州市)で陸揚げして陸送されたコンテナから見つかった。

「判別は難しい」

 ヒアリを担当する佐賀県有明海再生・自然環境課には「家の中にヒアリがいる」などの問い合わせがこれまで約20件寄せられ、「報道が続いて危険性が認識され、住民の関心が高まっているようだ」と指摘する。画像や死骸なども提供されており、部署内にある顕微鏡でヒアリかどうかチェックしているが、これまで確認されていない。

 全国的な問い合わせの急増を受け、環境省はヒアリの見分け方を暫定版(A4判1枚)で作成した。体長が2・5ミリ~6・5ミリでばらつきがあり、赤っぽくつやつやしているなどの特徴を示すが、「アリは在来種だけでも270種類で、赤いアリもいる。判別するのは難しい」(環境省九州地方環境事務所)という。

 県は24日、各市町や保健福祉事務所の担当者を交えて連絡会議を開き、ヒアリの特徴や国の対策状況などを情報交換した。伊万里港の伊万里国際コンテナターミナルでは殺虫剤散布を実施しており、28日は国がコンテナヤードの舗装の隙間を埋めてヒアリの定着を防ぐ緊急工事に乗り出す。

 県港湾課は「予防策を進め、万が一発見されても拡散させないよう水際対策に取り組む」としている。ヒアリの問い合わせは県有明海再生・自然環境課、電話0952(25)7080へ。

最終更新:7/28(金) 11:33
佐賀新聞