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切り抜き「明暗」ハイコンアート 七賢人表情豊かに表現 佐賀

7/28(金) 16:20配信

佐賀新聞

 厚手の紙などを切り抜いて「明」と「暗」のコントラストを生かした輪郭で佐賀の偉人たちの肖像を描いたデザインアート作品展が、小城市の「ゆめぷらっと小城」で開かれている。33人の肖像を切り絵風に仕上げる一方で、大隈重信ら「七賢人」は、厚さ5ミリほどの木板をくりぬいて顔をデザイン風に描写。板の厚みで顔が浮かび上がるような斬新な表現方法に、来場者は足を止め見入っていた。30日まで。

 制作したのは佐賀市のグラフィックデザイナー福田和敏さん(66)。来年、明治維新150年を迎えることから、黒をベースに白や淡色の2色構成による「ハイコントラスト」で、佐賀の偉人・賢人の顔を描こうと試みた。

 ネットで検索した偉人たちの画像を、いったん自筆で描き直し、その下絵を元に、目や鼻など影となる部分を切り抜き、黒い紙に貼り合わせた。また、木板による制作は、板に顔の表情となる輪郭線を引いて、電動糸鋸機でくり抜いたという。

 研修のため施設を訪れた40代と50代の女性2人は、木板の切り込みで表現した大隈重信ら偉人たちの肖像にびっくり。「わずかな厚みでも、見る角度で、表情が全然違う。非常にインパクトを受けた」と感心していた。

 今回は、小城での開催に合わせ特別に、小城出身の偉人、中林梧竹と納富介次郎を木板で制作した。福田さんは、「こうした一風変わったデザインで表現することで、偉人・賢人に興味を持ってくれれば満足」と話している。

最終更新:7/28(金) 16:20
佐賀新聞