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ザウバーへのパワーユニット供給契約白紙撤回のホンダ、他チームと交渉中と認める

7/28(金) 23:31配信

motorsport.com 日本版

 ザウバーとの2018年のパワーユニット供給契約が白紙に戻された今、ホンダのパワーユニットはマクラーレンだけが使うことになるということを意味する。しかし、今シーズントラブルが多発したため、両者の今後の関係は疑わしいとも言われている。

【写真】ホンダとの関係を白紙撤回することを決めた、ザウバーの新代表フレデリック・バスール

 フェラーリとメルセデスは、来季マクラーレンにパワーユニットを供給することは無いと明確にしているが、マクラーレンはホンダとの計画を見直すことを検討しているという話もある。

 ホンダ側は、複数のチームのパワーユニットを供給することは、走行マイレージを増やすことができるため、マクラーレンにとってもメリットがあることだと感じている。そしてそれを目指し、他チームへの供給の可能性も探っているとみられる。

 その供給先の最有力候補であるとみられるのが、すでにルノーとの契約を交わしているトロロッソである。また、メルセデスと契約済みのフォースインディアとウイリアムズも、可能性のある候補だとみられる。

 ホンダ側はどのチームと話をしているのかは明らかにしていないものの、同社のモータースポーツ部長である山本雅史はmotorsport.comに対して、話し合い中であることだけは認めた。

「我々はカスタマー供給の可能性があるかどうかを確認するために、フェラーリやメルセデスのようなワークスチーム以外のチームと話をしています」

「来年にこれを実現するためのスケジュールは非常に厳しいです。しかしそれでも我々は、2018年に実現できるよう模索しています」

「もし来年カスタマーチームを迎えることができなければ、2019年に向けてカスタマー供給契約を結びたいと思っています」

 ホンダは2チームにパワーユニットを供給することを希望しているが、トロロッソがホンダを選べばルノーのパワーユニットが1チーム分浮くことになり、マクラーレンがこれを取りに動く可能性も考えられる。ルノーはパワーユニットの供給先をこれ以上拡大したくないため、マクラーレンがこれを得るためには、ルノーユーザーのうちの1チームが、他パワーユニットに変える必要があるのだ。

 しかし山本部長は、ホンダにとっての最優先は、50レースを走っても未だに表彰台をも獲得できていないマクラーレンとの連携を優先することだと語った。

「現時点では、我々はマクラーレンと同じ方向に動いていると信じています」

 そう山本部長は語る。

「我々はマクラーレンが、このプロジェクトを続けていくことにコミットしていると感じている」

「我々が良いパワーユニットを供給できなわけではありません。しかしそれは我々が、元々のパートナーシップのために設定されていた期待を、達成することができていないということです」

Lawrence Barretto