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【女子注目校】明治45年開校の安積黎明が初の全国出場を果たす

7/28(金) 13:53配信

バスケットボールキング

 7月28日、南東北インターハイがあずま総合体育館(福島市)をはじめとする9会場で開幕。この日行われた女子1回戦には、地元福島県代表、安積黎明が登場した。県下でも進学校と知られる同校は明治45年(1912年)開校以来、初めて全国大会出場を果たしたという。

 「普段はおとなしい人が多いのですが、今日はコートだけでなくベンチでも声が出ていました」と、主将の④白石貴沙が振り返る。相手のディフェンスに跳ね返されながらも、埼玉栄を向こうに回して、思い切りのいいプレーで会場をわかせた。

 それでも埼玉栄は全国大会の常連。「相手はサイズもあり、リバウンドが取れなかったのが痛かった。貫禄負けです」と、薄貴コーチは試合を振り返った。安積黎明の生命線であるディフェンスは、マッチアップ・マンツー。今年の4月から采配を振るう薄コーチが伝授したこの守り方は、「相手にはゾーンと見せかけて、実はローテーションするマンツーマンディフェンス」(白石)とのこと。その激しいディフェンスから流れをつかみたかったが、「これまで経験したことのない笛が鳴って。全国大会では国際審判がジャッジをするが、これまで吹かれなかったファウルを取られてしまい、自分たちのペースをつかめたかった」と、薄コーチは悔しがった。

 しかし、これも全国に出たからこそ経験できるもの。「インターハイに出たことを下級生はしっかりと財産にしてほしい」と白石はエールを送った。進学校の宿命ゆえ、3年生はこの大会を最後に部活を引退し、本格な試験勉強をスタートさせる。

 「将来の夢はJICA(国際協力機構)のような国際関係の仕事に就くこと。英語を使ったグローバルな世界に飛び込みたいと思っています」と、語る白石。受験を控える3年生にとっても、これからの人生の中で貴重な経験ができたはず。インターハイ出場を糧に無限の可能性を秘めた世界に羽ばたいていってほしい。

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