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那覇空港で部品落下の空自F15同型機、飛行再開

7/28(金) 8:15配信

沖縄タイムス

 航空自衛隊第9航空団は27日、那覇空港で26日に部品を落下させたF15戦闘機の同型機の飛行を再開した。第9航空団が本紙の取材に通常訓練を再開したと明らかにした。県は27日、空自に対し早急な原因究明と再発防止を求めたばかりで、原因が解明されていない段階で、事前に連絡もなく飛行を再開した空自の対応に県は反発を強めている。

 富川盛武副知事は27日午後、県庁に第9航空団トップで那覇基地司令の川波清明空将補を呼び、原因究明などを申し入れた。このとき既に訓練を再開していたとみられるが川波氏から飛行再開の言及はなかった。

 また、川波氏は謝罪する一方、調査結果の公表に関しては「今回は事故調査とは異なり、一般的に公表していない。状況を確認して対応したい」と述べるにとどめ、公表するかは明言しなかった。

 富川氏は、26日の事故で欠航や遅延が相次いだことに触れ「沖縄の玄関口の空港で事故が発生したことは大変遺憾だ」と批判。観光客が多く訪れる時期の事故に「観光地としてのイメージが損なわれる」と懸念を示した。

 さらに、住民への説明がないまま飛行再開することは「県民の理解を得られない」と指摘したが、川波氏は飛行再開の有無には言及しなかった。「さらに安全を高めるべく努力したい」と安全対策に取り組む姿勢を示した。県によると、第9航空団は26日夕、「点検を終えた機体から順次、飛行を再開する」と県に説明したという。第9航空団は27日、所属するF15約40機を点検し「異常はなかった」としている。

 F15は26日、那覇空港を離陸する際に着陸灯の部品を落下させ、滑走路が午前9時45分ごろから約45分間、閉鎖された。本紙の航空各社への取材によると、同日は那覇発の旅客機計8便が欠航し、少なくとも102便が機材繰りなどで遅延。乗客計1万2700人以上に影響が出た。27日の発着便は通常通りだった。

 F15は今年1月にもタイヤが脱輪して機体が立ち往生し、滑走路が約2時間閉鎖された。

最終更新:7/28(金) 8:15
沖縄タイムス