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体操児童にばあちゃんの朝食 白山・湊地区

2017/7/28(金) 3:56配信

北國新聞社

 白山市湊地区の50~60代の女性有志が、食事を通じて地域の子どもたちと交流する取り組み「ばあちゃん食堂」を始めた。夏休み中の計5日間、ラジオ体操を終えた児童らに手作りの朝食を振る舞う。食事後も皆で宿題に取り組むなど、ゆったり過ごせる場とし、学年や世代を超えた地域の絆づくりにつなげる。

 白山市湊町4、5、6区の子ども会が対象で、初日の27日は湊町の湊ふれあいセンター前に約40人が集まり、ラジオ体操に汗を流した。児童らの祖母世代の有志8人は午前5時半から同センターに集まり、細くおろしたニンジンを炒めた沖縄の郷土料理や目玉焼き、サラダなどを調理した。

 体操後の朝食では、5、6年生が配膳を手伝った。子どもたちはおばあちゃんらと楽しく会話を交わしながら食事を取り、普段は残しがちな野菜をお代わりする児童の姿もあった。

 きれいに平らげた6年生の山田侑吾君(11)は「栄養たっぷりのメニューでおいしかった。次回もまた参加したい」と笑顔を見せた。子どもたちは食後、宿題をしたり、友達と遊んだりして自由に過ごした。

 取り組みは白山市社会福祉協議会の「子ども食堂」事業の一環で、協議会が協力団体を募った。野々市市下林町内会で行われている同様の取り組みに興味を持っていたボランティア団体代表の中村喜美子さん(68)が手を挙げた。

 夏休み期間の食堂は、8月2、4、8、10日に開かれる。特別企画として6日には保護者や地元のお年寄りらを交えた3世代交流のバーベキューを行う。冬には餅つきも計画している。

 中村さんは「核家族の家の子も多く、『食堂』で世代を超えた交流を深めてほしい。人の絆が強まれば、地元に愛着も持ってもらえる」と交流の広がりに期待を込めた。

北國新聞社

最終更新:2017/7/28(金) 3:56
北國新聞社