ここから本文です

江戸絵画の真髄(しんずい)展開幕 来月26日まで金沢21世紀美術館

7/28(金) 16:15配信

北國新聞社

 東京富士美術館所蔵「江戸絵画の真髄(しんずい)展」(北國新聞社、一般財団法人石川県芸術文化協会主催)は28日、金沢21世紀美術館で開幕した。俵屋宗達(そうたつ)から、伊藤若冲(じゃくちゅう)、渡辺崋山(かざん)まで、江戸絵画260年の歴史に咲き誇るスター絵師たちの屏(びょう)風(ぶ)や掛け軸など54点が一堂に並び、来場者が華やかで奥深い美を堪能した。

 北陸初公開となった若冲の「象図(ぞうず)」の前では、畳一畳分もの大きさからはみ出して描かれたゾウの存在感に人だかりができた。

 京都の町に暮らす人々を生き生きと表現した狩野派の「洛中洛外図屏風(らくちゅうらくがいずびょうぶ)」や、一ノ谷、屋島の合戦を描き込んだ海北友雪(かいほうゆうせつ)の「源平合戦図屏風」も見応えたっぷりで、隅々まで目を凝らす来場者も見られた。

 琳派(りんぱ)の創始者の一人である宗達、その後継者で加賀藩お抱え絵師も務めた俵屋宗雪や、鈴木其一(きいつ)の名品のほか、土佐派、奇想派、円(まる)山応挙(やまおうきょ)ら円山派、池大雅(いけのたいが)ら文人画を代表する作家も個性を競った。

 東京富士美術館の約3万点のコレクションから選び抜いた江戸絵画45点と、古九谷様式などの工芸品9点が展示された。半数以上が県内初公開となる。

 開場式では、温井伸北國新聞社社長、清水由朗東京富士美術館副館長があいさつした。谷本正憲知事の祝辞を池田誠県県民文化スポーツ部次長、山野之義金沢市長の祝辞を嶋浦雄峰金沢市文化スポーツ局長がそれぞれ代読し、本郷弘創価学会副会長・北陸長らが加わりテープカットした。

北國新聞社

最終更新:7/28(金) 16:15
北國新聞社