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金門橋見渡せる18億円の豪邸、完成から1世紀経て初めて市場に

7/28(金) 7:02配信

Bloomberg

1906年、劇場チェーンのオーナーが娘の結婚を祝福するため新居の提供を約束した。新婚の夫婦にとってはこの上のない結婚祝いだ。だが2人がいた当時のサンフランシスコは大地震と火災に見舞われたばかりで、人口の56%が家を失う大変な状況だった。

レオン・ラザール・ルース、エリザベス・レスリー・マイヤーフェルド夫妻の孫に当たるマーク・ルースさんは「地震の直後で、多くに人々がバンネス地区からプレシディオに移った」と語る。地震の際、バンネス地区は延焼を免れるための防火帯だった。夫妻はジャクソンストリートの一角に新居を持った。「このブロックで最初の家だった」そうだ。

当時共に20歳代前半だったルース夫妻は地元の著名建築家バーナード・メイベック氏に新居の設計を依頼。そして9000平方フィート(約836平方メートル)のチューダー様式の家が完成した。建築には2年かかったという。ルース家が引き継いできたこの家は、建築から1世紀を経て、初めて売りに出されている。サンフランシスコの不動産仲介会社ニナ・ハットバニーのウェブサイトでは、1600万ドル(約18億円)の値が付けられている。

この家が完成した1909年当時、オーナーのためのベッドルーム2室に、お抱え運転手やメイド、バトラーら5人の使用人向けに寝室もあった。グラウンドフロアはセコイアでできた円天井で、サンフランシスコ湾を一望できる大きな窓が特長だ。立派なダイニングルームもこのフロアにある。

ルースさんの父親が生まれるとメイベック氏に改装が依頼され、1930年代までに1万313平方フィートという今の広さになった。7室のベッドルームに6つのフルサイズのバスルーム、それにハーフサイズのバスルームが1つ。ベッドルームのうち4室は浴槽付きだ。

ルースさんの父親は弁護士で1960年代に若くして亡くなり、母親のジェーンさんが残された。その後、ジェーンさんは義母であるエリザベスさんと一緒に旅行をするなど親密になり、ついには義母の面倒を見るためにこの家に引っ越してきたのだという。「少人数で住みやすいよう」再び改装も施されたとルースさんは語る。

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最終更新:7/28(金) 7:02
Bloomberg