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インテルはPC業界低迷の流れに抵抗-売上高は市場予想以上へ

7/28(金) 7:10配信

Bloomberg

米インテルが27日発表した4-6月(第2四半期)決算では、パソコン(PC)市場の縮小をよそに、PC用プロセッサー部門の売上高が12%増加した。7-9月(第3四半期)と通期の好調な売上高見通しも示したことから、株価は時間外取引で一時4.5%上昇した。

サーバー用チップを手掛けるデータセンター・グループの売上高は9%増の44億ドル(約4900億円)。インテルの売上高の大部分はPC用半導体だが、収益性の高いサーバー用ビジネスが利益を押し上げ、2011年以降は売上高の伸びの大半を占めている。ブライアン・クルザニッチ最高経営責任者(CEO)の下、インテルはメモリー用チップなどの新たな分野に業務を拡大し、PC市場の低迷の影響を補うとともに、サーバー用などの最新製品で需要喚起を図っている。

シノバス・トラストのファンドマネジャー、ダニエル・モーガン氏は「極めて平たんな領域で成長を促進するインテルの力には敬意を表さざるを得ない。インテルは間違いなく流れに抵抗している」と指摘した。

インテルの株価は決算発表後に一時36.55ドルに上昇。通常取引終値は34.97ドル。

ボブ・スワン最高財務責任者(CFO)はインタビューで、「消費者と企業はどちらも引き続き、より高い性能を求めている」と指摘。「消費者と企業が必要とする性能が高まるほど、当社には好都合だ。これらの部門で平均販売価格が上昇している」と述べた。

データセンター事業では、企業や政府からの需要は減少したが、クラウド事業者からの収入は35%増加した。スワンCFOによると、ネットワーク機器メーカーによるインテル製チップの購入も増えた。メモリーチップ部門の売上高は58%増で、同部門は今年、黒字化の方向にあると同CFOは付け加えた。

4-6月期の純利益は28億ドル(1株当たり58セント)と、前年同期の13億ドル(同27セント)から増加。売上高は9%増の148億ドル。一部項目を除いたベースの1株利益は72セントで、アナリスト予想平均は68セント、売上高の市場予想は144億ドルだった。

7-9月期売上高は約157億ドルを見込む。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は153億ドルだった。通期売上高は最高613億ドルの見通しで、市場予想平均は602億ドル。

原題:Intel Bucks PC Industry Decline With Upbeat Sales Forecasts (1)(抜粋)

CFOのコメントを第5、6段落に追加します.

Ian King

最終更新:7/28(金) 9:52
Bloomberg