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レンジャーズ、ダルビッシュ放出を決断

7/29(土) 5:04配信

スポーツ報知

 トレード期限となる7月末が迫り、レンジャーズがダルビッシュ有投手(30)の放出方針を固めたと、メジャー公式サイトが27日(日本時間28日)伝えた。レ軍は他球団にトレードの意思を伝え、すでに交換選手の交渉に入っているという。獲得に乗り出しているのはドジャースなど5球団の模様。レ軍は今季ア・リーグ西地区3位で首位とは18ゲーム差とワイルドカード争いでも苦しい展開。来季以降のチーム作りのため、今季限りでFAになるダル放出を決断したと見られる。

【写真】ドジャース、ダルビッシュのトレード交換要員に若手出す意思なし

 ついにレンジャーズがダルビッシュ放出を決断した。今オフに6年契約が切れる右腕に対して、キャンプ時から再契約の姿勢を見せながらも、交渉のテーブルにつかずにシーズンでの投球内容を見守っていた。

 開幕当初は安定していた右腕だったが、26日のマーリンズ戦で日本人メジャーワーストの10失点で自身最悪の5連敗を喫し、3連戦を負け越した。その乱調ぶりが“放出”という背中を後押ししたようで、メジャーの公式サイトもすでに「(ワイルドカード争いで)ゲーム差が広がったことが、レンジャーズのダニエルズGMをトレードに傾かせるかもしれない」と見ていた。同サイトが有力な移籍先の一つに挙げた前田所属のドジャースには、レ軍意中の外野手がいるとし「その選手を出せばダルビッシュはロサンゼルスに行くことになるだろう」との関係者の談話まで紹介していた。

 メジャーではウェーバーを経ずに交換トレードできる7月末の期限が迫る際に低迷チームが翌年以降のチーム作りのため、主にオフにFAとなる主軸を放出、他球団の若手を獲得するのが通例。今回のダルのケースは、地区首位のアストロズに18ゲーム差の3位で、ワイルドカードでのポストシーズン進出も厳しくなったことで実現の可能性が高まった。また、ドジャースに加え、田中のいるヤンキースや青木のアストロズ、ナショナルズ、カブスは地区上位でポストシーズン進出を確実にするためにも、ダルの力が必要だということだ。

 ダルビッシュは26日の試合後は「トレードの話があったからこう(10失点)なってしまったって変に理由をつけて、なかったことにします」と自虐的なコメントでショックを隠していたが、そんなトレードという現実が目の前に来ることになってきた。

 本拠地テキサスへの愛着は人一倍ながら、オールスター戦の共同会見では「(トレードは)どっちでも大丈夫。好きというのと、契約をするのというのは全く別の話。ビジネスなので」と達観していた。

 日本人選手のこの時期のトレードはないわけでなかったが、12年のイチローのヤンキース移籍以上に、今回は球界全体の注目度も高い。バニスター監督によると次の登板は8月1日。交換要員でまとまらず残留のケースも残されているものの、その時、どのチームのユニホームに袖を通しているだろうか。

最終更新:7/29(土) 17:41
スポーツ報知

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