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秋吉翔太 ホールアウト後に2ペナで首位から後退

7/29(土) 18:22配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 3日目(29日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県)◇6961yd(パー72)

【写真】罰打に泣いたトンプソン

ツアー未勝利の秋吉翔太が、思わぬペナルティでホールアウト後に首位から後退した。10アンダー3位から出ると、後半15番でボールの処置を誤り、スコア提出所で2罰打を課された。5バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「70」で通算12アンダー。初勝利へ向け、2打差の6位タイから逆転を狙う。

14アンダーのトップタイで終えたはずの秋吉のスコアは、約30分後に12アンダーに修正された。

問題となったのは、15番でのグリーン右手前カラーからの3打目直前の処置。雨が降ったこの日は、プリファードライのローカルルール(球を拾い上げた後、プレーヤーはその球を元の位置より、1クラブレングスの範囲内で、ホールに近づかず、ハザード内でもグリーン上でもないところにプレースしなければならない)が適用され、秋吉はパターを手にしてプレースする位置を探していたが、その後「もっと長いクラブの範囲内ならば、バックスイングでヘッドが後方のラフに当たらない」と判断し、1Wに持ち替えてその範囲内にボールを置いた。

この一連の動作について、同伴競技者でマーカーを務めたホ・インヘ(韓国)が申し立て。ホは「秋吉が最初にパターで1クラブレングスを測っていた際に一度球をプレースし、インプレーとなったボールを拾い上げ、1Wに持ち替えた後で再び置き直してプレーを続けた」と主張した。

秋吉は「(パターで1クラブを測っていた際に)自分の中ではボールから手を放した(プレースした)意識はなかった。瞬間的なことで覚えていない」とし、互いの意見は食い違った。

ホールアウト後に競技委員を交えた話し合いは約30分に及んだが、仮にスコアカードを提出した後に証拠の映像などが見つかった場合、過少申告で失格になる可能性もある。秋吉は「そういう行為があったのかもしれない。あした、良い位置で回って台無しになるのも嫌。あしたのプレーに影響しない方を選ぶのがいいと思いました」と、ホの主張を受け入れた。3オン1パットでパーとしていた同ホールのスコアは「ゴルフ規則18の違反の罰」により2罰打を科し、ダブルボギーに訂正した。

ホの指摘を受けた後、残りの3ホールは「いま考えても仕方がない」と思いながらプレーしたという。「ホさんを責めるつもりもないです。そう見えたかもしれないし、自分で選んだことですから」と毅然と言った。自身初となる最終日最終組でのプレー機会を逃したが、「下部ツアーなどでも逆転で勝ってきた。追う方が好きかなと思います」と気持ちを切り替えて残りの18ホールを戦う。(福島県西郷村/桂川洋一)


【ゴルフ規則】
18-2.プレーヤーやパートナー、またはそのキャディーや携帯品により
規則によって認められる場合を除き、プレーヤーの場合で次のときは、プレーヤーは1打の罰を受ける。
・球を拾い上げたり、動かしたとき。
・故意に球に触れたとき。
・球の動く原因となることをしたとき。
(中略)
※規則18の違反の罰は
マッチプレーでは そのホール負け
ストロークプレーでは 2打
※なお。球をリプレースしなければならないのにリプレースしなかったり、球の取り替えが許されないのに規則18に基づいて取り替えられた球をストロークしたときは、プレーヤーは規則18の違反に対して一般罰を受けるが、この規則に基づく罰の追加はない。
(秋吉は球を拾い上げた後、元の位置に戻さずプレーを再開したため2罰打を科された)