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稲田氏、心境は「空」笑顔で退庁

7/29(土) 6:04配信

スポーツ報知

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報問題で責任を追及されていた稲田朋美防衛相(58)は28日、安倍晋三首相(62)に辞表を提出し、受理された。防衛省トップとして混乱を招いた責任をとった形だが、国民の疑問に答えが出ないままの辞任となった。

 この日公表された日報問題に関する特別防衛監察の結果では、焦点だった稲田氏の関与の有無に納得できる説明はなかった。証拠となる議事録も「一切残っていない」とされた。会見で稲田氏は引責辞任について「極めて遺憾」と述べたが、隠蔽の了承について「認識は今でもない」と主張した。

 あくまで隠蔽への関与は認めないが、稲田氏は「日報問題でこれほどまでに防衛省・自衛隊として世間をお騒がせしていることについて、管理監督者として責任は免れないと思っていた」と説明。北朝鮮の核・ミサイル開発が進む中での辞任については「万全の警戒監視、情報収集を続けており、遺漏はない」と述べた。

 退庁する際、記者団に心境を問われると、「空(くう)ですね、空」とだけ語り、吹っ切れたようにほほ笑んだ。

 安倍首相は「国民の閣僚に対する厳しい批判については真摯(しんし)に受け止めなければならない」と稲田氏の任命責任を認め、「国民の皆さまに心からおわびを申し上げたい」と陳謝した。8月3日にも実施される内閣改造までは「安全保障について一刻の空白も許されない」として、岸田文雄外相に兼務させる。

 首相に対して稲田氏の即刻罷免を求めてきた野党は、日報問題の幕引きを阻止するため、追及を続ける構えだ。

最終更新:7/29(土) 6:04
スポーツ報知