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五輪翌年は新顔台頭の年!体操ニッポンに新たな“飛び道具”は現れるか

7/29(土) 14:00配信

デイリースポーツ

 五輪の翌年は、さまざまな競技でニューフェースが台頭してくるシーズンだ。ロンドン五輪翌年の13年は、体操で白井健三、陸上では桐生祥秀が一気に頭角を現し、そのままリオデジャネイロ五輪での活躍に繋げた。特に体操は五輪翌年の世界選手権には団体戦がないため、1、2種目に特化したスペシャリストが代表入りしやすく、“絶対王者”の内村航平も「4年に1回しかない年。見ていて楽しい」と、新星の台頭に期待を込める。

 現在、体操男子は10月の世界選手権に向けて、個人総合で代表入りを決めた内村、白井健三の2人以外に、国内の選考会から絞られた8人の代表候補が強化合宿に参加。9月2日に行われる最終試技会で、最大4人の代表を選出する。

 代表候補の中で注目株は、鉄棒のスペシャリスト宮地秀享(22)=茗渓ク=だ。6月の全日本種目別では、得点では内村に次ぐ2位だったが、男子では最高難度となるI難度の離れ技伸身ブレトシュナイダー(伸身コバチ2回ひねり)を成功。これを世界選手権で再び決めれば、自身の名前がつく新技「ミヤチ」に認定されることが確実だ。

 公開された合宿では、内村と世界選手権で使うジムノバ社製の器具について、相談しながら練習をこなしていた。「自分の名前がつくのは体操選手としてはうれしいし、やりたい」。今春に筑波大大学院に進み、中高一貫高で非常勤講師も務めているという22歳。“体操の華”と呼ばれる種目で、大きな飛躍を遂げる可能性を秘めている。

 跳馬を得意とする佐藤巧、つり輪の武田一志(ともに徳洲会)も世界切符を狙う。候補にはロンドン、リオ五輪代表の田中佑典(コナミスポーツ)、あん馬の13年世界選手権金メダリストの亀山耕平(徳洲会)ら実力者もいる中、果たして20年東京五輪に向けて、体操ニッポンの新たな“飛び道具”となる存在は誕生するか。(デイリースポーツ・大上謙吾)