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【世界水泳】萩野、悔しい銀 水泳以外「何か問題あるのかも」

7/29(土) 4:04配信

スポーツ報知

◆世界水泳第14日(27日、ハンガリー・ブダペスト)

 【ブダペスト(ハンガリー)27日=小林玲花】競泳男子200メートル個人メドレー決勝は、日本のエース・萩野公介(22)=ブリヂストン=が1分56秒01で、13年大会(バルセロナ)以来となる同種目での銀メダルを獲得した。瀬戸大也(23)=ANA=は1分56秒97の5位。女子800メートルリレー決勝で、日本は7分50秒43の日本新記録で5位に入った。女子200メートルバタフライ決勝では、初出場の長谷川涼香(17)=東京ドーム=が6位で涙をのんだ。

 ぼうぜんとタイムを見つめた。萩野は銀メダルが受け入れられない。「頑張りを(準決勝より)増やしても、タイムが上がらなかった。最低でも自己ベスト(1分55秒07)くらいで泳げると思った」。練習から好調で金メダルへの確信もあっただけに「悔しい。悔しいです」と絞り出すのが精いっぱいだった。

 金メダルのケイリシュを意識し過ぎた。準決勝1位のライバルに勝つため「(最初の)バタフライから(思いきって)行かなかったら1番は取れない」と飛ばしたが、背泳ぎまで体1つ分のリードしか奪えない。苦手の平泳ぎではケイリシュに抜かれた。「(前半で)離そうという思いで(体が)硬くなったのかも」。最後の自由形で追い上げたが、0秒45差で優勝を譲った。

 この種目に懸けていた。リオ五輪金メダルの400メートル個人メドレーは今季、まだ4分10秒台を切れていない。200メートル個人メドレーが最も金に近いと判断し、直前の高地合宿は200メートルの練習に時間を割いた。準備、体調、感覚…いずれも万全だった。結果だけが不完全だった。

 レース後、指導を受ける日本代表の平井伯昌監督(54)に「(水泳ではない)何かに問題があるのかもしれない」と漏らした。初めての日本代表主将。チームに金メダルが出ていない状況で「自分が結果で引っ張らないといけない。チームのためにも(自分の)金が欲しい」と責任感が倍増し、重圧に変わったのかもしれない。一緒に練習する大橋、ライバルの瀬戸が先にメダルを獲得。レース前は珍しく「緊張した」という。

 残る個人種目は最終日の400メートル個人メドレー。リオ五輪王者として泳ぐ得意種目だが、今季は瀬戸に2連敗中と苦しんでいる。「体が散り散りになるまで(泳ぐ)。プールに浮いていたら拾ってください」と笑わせた。捨て身の覚悟で名誉挽回を果たす。

最終更新:7/29(土) 4:04
スポーツ報知