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【大阪】大阪桐蔭、センバツ決勝再現・履正社を返り討ち、王手!

7/30(日) 6:03配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権大阪大会▽準決勝 大阪桐蔭8―4履正社(29日、シティ信金スタ)

【写真】試合後、泣きながら球場を後にする履正社・安田

 大阪で準決勝が行われ、今春のセンバツ決勝の再現となった頂上決戦は、優勝した大阪桐蔭が準優勝の履正社を再び下した。2度のリードを許したが、三刀流2年生・根尾昂(あきら)の2点二塁打など15安打で打ち勝ち、3年ぶり9度目の夏切符へ王手をかけた。大冠(おおかんむり)は、上宮を破って初の決勝進出。1990年の渋谷以来、27年ぶりの公立校Vへあと1勝とした。決勝は30日に行われる。

 ライバル対決を制したのは、またしても大阪桐蔭だった。試合終了後、普段なら特別喜ぶこともなく整列するナインの顔から、安どの笑みがこぼれた。西谷浩一監督(47)も「我々が紙一重で勝っただけ。簡単にはいかないと思っていた。履正社さんの粘りは本当に驚異でした」と早口にまくし立てるほど、履正社を再びなぎ倒した喜びと興奮は大きかった。

 3回に1点を先取しながら、その裏に3失点。5回に追いついたが、6回に再びリードを許す苦しい展開だった。西谷監督は叫んだ。「こういう状況で強いのが桐蔭の野球やぞ!」。目が覚めた打線は、7回に2点を奪って逆転。計15安打を放ち、エース右腕・竹田祐(3年)を攻略した。

 食い下がる相手にとどめを刺したのが6番・根尾だ。5―4で迎えた9回1死一、三塁。初球のカットボールを豪快に振り抜き、右翼線へ2点二塁打を運んだ。スタメン出場は2試合目と、控えに回ることが多かった今大会。「ここ一番での集中力、勝負強さに懸けた」(西谷監督)という起用が見事に的中した。

 センバツでは投手と内外野をこなす三刀流として脚光を浴びたが、春以降は腰のケガなどに苦しみ、今夏の大会では定位置を獲得できていない。「試合に出られなくて悔しい気持ちはありました。自分のプレーができれば、と思ってました」。意地の結晶とも言える2安打3打点に胸を張った。

 これで夏の大阪大会での履正社戦は、2005年から10連勝。3年ぶり9度目の夏切符、その先に見据える高校野球史上初の2度目の春夏連覇へ、大きな関門を突破した。主将の福井章吾捕手(3年)は「明日もいつも通りプレーするだけです」と言葉に力を込めた。激戦区・大阪の頂点まであと1勝だ。(種村 亮)

最終更新:7/30(日) 7:45
スポーツ報知