ここから本文です

五輪効果全国に波及を 全国知事会議、提言を採択

7/29(土) 10:17配信

福島民報

 岩手県盛岡市で開かれている全国知事会議は28日、2020年東京五輪・パラリンピックの聖火リレーに合わせ各自治体が展開する文化プログラムへの国の支援、外国人観光客を地方に誘導するための周遊フリーパスの創設などを盛り込んだ提言を採択し、2日間の討議を終了した。
 全国知事会がまとめた「スポーツ・文化・観光振興施策についての提言」では、東京五輪・パラリンピックの効果が全国へ波及するよう国に支援を求めることで一致。聖火リレーに合わせて全国各地で文化プログラムを展開し、地方文化の多様性を発信するとした。
 文化プログラムや大会開会式などで、東日本大震災や熊本地震などからの復興を世界にアピールするため、地方の神話や伝承、歴史的文化財などを採用するよう求める。
 五輪やパラリンピックで世界各国から訪れる観光客を日本各地に誘導し地方経済の活性化につなげるため、航空機や電車、バスなどに使える安価な「陸・海・空周遊フリーパス」の創設を国に提案する。大会期間中の前後も含めて対象とするよう働き掛ける。
 選手村などの関連施設には、国産材の直交集成板(CLT)を活用し日本の木材文化をアピールする。選手村などで全国の農林水産物が提供されるよう第三者認証「GAP」の取得促進を引き続き支援するよう国に求めることも盛り込んだ。
 福島県の内堀雅雄知事は会議後、「復興五輪の意義を発信していかなければならないと、互いに認識し直したことに大きな意味がある」と述べた。
   ◇  ◇ 
 内堀知事は前日の会議で「原子力災害に風化があってはならない」と発言し県内視察を呼び掛けたところ、多くの知事から視察や連携の申し出があったと明らかにした。

福島民報社

最終更新:7/29(土) 11:05
福島民報