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地域活性化誓う 福島商議所100周年記念

7/29(土) 10:20配信

福島民報

 福島商工会議所の創立100周年記念講演会と会員交流ビアパーティーは28日、福島市のサンパレス福島で開かれ、4千会員の達成を祝い、次の100年への発展を誓った。講演会では「武士の家計簿」の著者で国際日本文化研究センター准教授の磯田道史氏が幕末に活躍した藩のあった地域の特徴を紹介。本県について養蚕から果樹栽培、炭鉱から観光への転換などの実例を挙げ「福島は奇跡を起こせる力がある」と東日本大震災からの復興にエールを送った。
 磯田氏は「福島で幕末維新を語る」のテーマで講演した。会津藩を中心に幕末に存在感を示した各藩の特徴を説明。会津藩発展の理由に、藩校日新館を創設した家老・田中玄宰(はるなか)の存在を挙げ、「甲冑(かっちゅう)の藩管理や追鳥狩の実施などの改革で会津藩を日本一戦える藩に成長させた」と分析した。
 最後に、困り切ると活路が生まれるという意味の「窮すれば変ず、変ずれば通ず」という言葉を示し、「果樹栽培やスパリゾートハワイアンズなど福島は変化して成長してきた歴史がある。変化を恐れないで取り組むことが大切だ」と述べた。
 講演会とビアパーティーは28日の創立記念日に合わせて開かれた。講演に先立ち、渡辺博美会頭は「今年を次の100年に向けてのスタートの年と捉え、地域活性化の使命達成のため全力を尽くす」とあいさつした。
 講演会後のビアパーティーには、会員ら約550人が出席した。渡辺会頭の発声で乾杯し、会員同士の親睦を深めた。
 福島商工会議所の創立100周年記念式典・祝賀会は9月13日、福島市のウェディングエルティで開かれる。

福島民報社

最終更新:7/29(土) 11:14
福島民報