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八戸港でヒアリ対策着手 国交省、舗装を補修

7/29(土) 11:09配信

デーリー東北新聞社

 南米原産の強毒アリ「ヒアリ」の侵入や定着を防ぐため、国土交通省東北地方整備局八戸港湾・空港整備事務所は28日、八戸港コンテナヤードで舗装を補修する緊急対策工事を開始した。8月中を目標に完了し、同港の安全確保に向け水際対策を強化する。

 国交省は、ヒアリが生息する中国や台湾などからの定期航路がある国内68港を対象に、今週から全国一斉で緊急対策に着手。ヒアリが巣を作り、繁殖する恐れがあるコンテナ置き場の舗装の隙間を埋めるなど防除の取り組みを進める。

 北奥羽地方では、定期コンテナ航路の「中国・韓国航路」を有する八戸港が該当。管理者の青森県がコンテナヤードで調査を続けているが、現段階でヒアリは確認されていない。

 国交省によるヤード内の工事は、荷役作業を行う岸壁エリア(全長約300メートル、幅約20メートル)と、冷蔵・冷凍機能などが付いたリーファーコンテナ置き場(全長約250メートル、幅約20メートル)の2カ所が対象。複数の補修材を使用し、損傷して亀裂が入った舗装を直す。

 初日はリーファーコンテナ置き場で、業務を請け負う建設業者ら約10人が作業に当たった。舗装された地面の隙間にたまった土砂などを取り除き、補修材で埋めたほか、ひび割れ部分などに殺虫剤をまいた。

 今後、荷役作業を継続しながら順次補修を進める方針。八戸港湾・空港整備事務所の加藤訓生所長は取材に「できるだけ早く工事を終え、より安全で使いやすい港にしたい」と話した。

デーリー東北新聞社