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ヒアリだけじゃない! 夏の野外は「殺人ダニ」に要注意

7/29(土) 18:30配信

ホウドウキョク

厚生労働省は、50代女性が「マダニ」媒介の感染症を発症したネコにかまれて死亡していたことを発表しました。

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日常の生活圏に潜む「殺人ダニ」

「ダニ」と聞くと、畳やカーペットに住むイエダニを連想しますが、全く別の種類で、草むらなど屋外に生息するダニがいます。最悪の場合、死に至る病を媒介するので「殺人ダニ」とも呼ばれるダニ…それが「マダニ」です。

イエダニは1mm未満のものが多いですが、「マダニ」は通常時でも2mm~3mm程度あって、肉眼ではっきり見えます。山の中の茂みや草むら、裏山や畑、河川近辺に生息します。

しかし、郊外の住宅地や都市部の草かげ等にも潜んでいて、人間だけでなく、ペットのイヌやネコに寄生することもあります。

数年前に発見されたばかりの感染症

「マダニ」はいくつかの感染症を媒介します。その中でも、要注意なのは「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」です。

聞きなれない疾患ですが、「SFTS」は2011年に中国の研究者らが発見した感染症で、国内では2013年1月に、初めて感染例が確認されました。通常はウイルスを保有している「マダニ」に咬まれて感染します。また、感染患者の体液との接触、ヒト‐ヒト感染も報告されています。

そして今回、発症している動物の体液に触れての感染が、世界初の事例として報告されました。

致死率高い感染症

感染すると6日~2週間の潜伏期を経て、発熱、食欲低下、嘔吐、下痢、腹痛、また頭痛、筋肉痛、意識障害、皮下出血といった様々な症状を引き起こし、重症化すると死亡することがあります。しかも、ウイルス感染症である「SFTS」には確立した治療法がありません。

これまでに西日本全域で、累計200人以上の感染患者が報告され、高齢者を中心に50人を超す方が亡くなっています。致死率が高い疾患なのです。「マダニ」は全国に生息しており、今後は東日本でも感染確認される可能性が高いと思われます。

吸血は1週間以上も続く

「SFTS」発症者は、「マダニ」の活動が活発になる5月~8月に多いので、まさに今の季節は要注意です!

「マダニ」は葉っぱなどに身を隠し、人間やネコ等の宿主の体に乗り移り、寄生します。そして、宿主の皮膚が薄い部分を探して吸血を始めます。
わきの下、足首、膝の裏、髪の毛の中などが吸血ポイントです。 しかし、あまり痛みやかゆみを感じないので、気づかないことが多いのです。

1週間以上もじっくりと吸血を続け、その間に「マダニ」はパンパンに膨れ上がり、体重は100倍以上、全長は1cmを超えるまでに大きくなります。

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最終更新:7/29(土) 18:30
ホウドウキョク