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デビッド・マシューズさん 築120年の米蔵でライブ/九戸

7/29(土) 11:25配信

デーリー東北新聞社

 2014年から約2年半にわたって青森県八戸市に活動の拠点を置いていた世界的ジャズピアニストのデビッド・マシューズさんのライブが26日、岩手県九戸村の街の駅「まさざね館」脇にある築120年の米蔵で開かれた。和と洋が織りなすモダンな雰囲気の中、来場者はマシューズさんが紡ぐ音に酔いしれ、会場は熱狂の渦に包まれた。

 村商工会青年部を中心とした実行委員会が主催。今回のライブを新たな地域おこしのきっかけと捉え、「村を代表する江刺家神楽のニューヨーク公演」を将来的な目標に置く。その第一歩として、神楽を継承する県立伊保内高郷土芸能委員会に出演をオファー。地元産の杉やミズキを使った座席や照明を作るなど、会場設営などの準備を進めてきた。

 この日は、村民ら約150人が来場した。高校生たちの見事な演舞で幕開けした後、マシューズさんは、ジャズ愛好家による八戸ジャズ楽団と共にステージに登場。オリジナル曲に加え、ジャズにアレンジした曲を奏で、来場者は割れんばかりの拍手と歓声を送った。

 アンコールでは、郷土芸能委の演舞に合わせて、マシューズさんが即興で演奏。終了後は、生徒たちがマシューズさんに「ニューヨークに連れてって」と英語で呼び掛けるなど、大いに盛り上がった。

 また、会場前の広場では「夕焼け市」を開催。さまざまな露店が並び、終演後は村民らが盆踊り「なにゃとやら」を楽しみ、にぎやかに締めくくった。

 夫婦で訪れた村田勝義さん(71)は「九戸で本物のジャズを聴けてうれしい。やっぱりライブは別物だね」とご満悦の様子だった。

デーリー東北新聞社