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意外と知らない「夜釣り」の楽しみ方、教えます!

7/29(土) 12:02配信

TOKYO FM+

各地で梅雨明け宣言も相次いで、いよいよ夏本番。日中の暑さが厳しい夏は、少しくらいの夜遊びも悪くないかもしれません。そこで今回おすすめしたいのが「夜釣り」。安全かつ楽しく夜釣りをするためのコツを、TOKYO FMの番組の中で詳しい方々に教えていただきました。

◆「レインボーブリッジの下で夜釣りを楽しむ!」
~お笑いコンビ「FUJIWARA」 原西孝幸さん

── 夜釣りって昼間の釣りと何が違うのでしょう?

夜釣りが昼間と違うのは、当たり前ですが何も見えないことです。たとえば昼間の釣りでは潮目が見えます。これは潮の流れと流れがぶつかって、きれいな流れじゃなくなっているところです。そういう場所は魚が食いつくので釣りの狙い目なんですが、夜はそれが見えません。だから夜釣りは手探りで想像を膨らませながら釣るんです。

僕がよく夜釣りに行くのは東京湾のレインボーブリッジのあたりなんですが、実は橋の支柱には魚が付いています。支柱の近くで流れがないところにずっと居座って、流れてくる魚を食べているんです。そういう知識があれば潮目が見えない夜でも釣れますし、そこで釣れないときは手探りで釣れるやり方を工夫することになります。

── レインボーブリッジの下でどんな魚が釣れるんですか?

レインボーブリッジの下にいるのはスズキ(シーバス)です。いっぱい集まると野生の摂理で大きな個体が有利なので、大物を釣りたい人にとってはそれが狙い目になります。

釣りですから、もちろん釣れない日もあります。でも、海から見る夜景がめちゃくちゃ綺麗なので、意外とそれだけでも楽しめたりしますね。特に工場は24時間稼働しているので、海側から見た工場地帯は照明がキラキラと輝いてすごい眺めです。釣れなかったら、その夜景を眺めて「今日は本当はデートで来た」と自分に言い聞かせてはどうでしょう。結局「なんで釣れへんねん!」ってなりますけど(笑)。

── わざわざ工場の景色を見に行くんですか?

いえいえ、魚は明るいところに寄ってくる習性があるので、工場の灯りが当たっているところに魚がいるんです。そこを狙って釣るために船で工場の近くまで行きます。で、結果として釣れなくてもそれなりに楽しめるという感じです。

夜釣りが良いのはUVケアを気にしなくていいところです。男なのに何をと思われるかもしれませんが、釣りは何時間も海にいて、その間、日陰がまったくないので、昼だとUVケアをしないと大変なんです。それから夜釣りは涼しいのも良いのですが、実は夜風で驚くほど体力を奪われます。夏でも長袖の服を着ていくか、何か羽織れるものを用意したほうが良いと思います。


◆「夜釣りで大物を狙おう!」
~フィッシングジャーナリスト、東京海洋大学教授 奥山文弥さん

── なぜ、夜に釣りをするのでしょう?

大物を狙うためにあえて夜に釣りをすることもあります。私はサイパン島のお隣のテニアン島やパラオで、超大型のイソマグロやロウニンアジ、ハタの仲間なんかを狙った夜釣りに挑戦しました。30~40kgはありそうなタマカイ(英語名:ジャイアント・グルーパー)を釣った人もいましたね。

そういう場所だと、昼間は小魚がたくさんいて、エサを放り込んでもどんどん食べられてしまうんです。でも夜になれば、珊瑚礁にいる熱帯魚系の魚は寝てしまい、大型の捕食魚しか出てこなくなります。そこで釣りをすれば大物が釣れる可能性が高い、という仕組みです。

── 夜のほうが大物が釣れるというのは意外ですね!

夜は魚がかなり浅いところまで来ます。たとえばクロダイは昼間は深いところにいるのに、夜になると水深が膝くらいまでしかないところまで出てくるんです。漁港で船を引っ張り上げるためのスロープには、カニなどクロダイが食べるエサがいっぱいいますが、昼は人が多いので警戒して近づきません。でも、夜になって静かになるとやってくるんです。

最近はサメやエイなどの軟骨魚類をあえて狙う人もいます。サメやエイを釣ろうとする人は少ないのですが、大物のダイナミックな釣りを楽しもうと、あえて狙うんです。私の知り合いの女の子なんて、伊豆七島の式根島あたりに行っても昼は釣りをせず、夜に防波堤からサメやエイを釣っています。

── サメって危なくないんですか?

噛まれないように注意すれば大丈夫です。東京湾にもドチザメというサメがいて、夜釣りをしているとけっこう掛かりますね。1m25cm、13~14kgくらいのドチザメを釣った仲間もいますが、その力強い引きは楽しいですよ。アカエイは尻尾に毒のあるトゲがあるので、釣り上げたら尻尾を踏んづけてトゲを折り、刺されないようにすれば大丈夫、口の中には何もないので、手を突っ込んで持ち上げて写真を撮ったりできます。

── 夜釣りにおすすめの場所はありますか?

関東では伊豆半島がおすすめです。場所によっては防波堤ギリギリまでクルマで入れるので荷物運びも楽ですし。そういうときはいろんな種類の竿を積んで行きましょう。掛かったアジを何かに取られたら、アジの泳がせ釣りに切り替えれば、大きなスズキが釣れたりします。逆に大物釣りに行ったけど全然釣れないときに、エギを使ったイカ釣りにすることも。せっかくクルマで行くなら、これでもかと道具を積んで、臨機応変に釣りを楽しむと良いでしょう。

個人的には静岡県の清水港がお気に入りです。清水港ではタチウオが防波堤から釣れるのに驚きました。普通、タチウオは船で沖まで行って釣るものですが、清水港は外洋に面しているので、回遊の都合で防波堤の近くまで来るのでしょう。夜釣りを楽しんでいる人も多くて、クロダイやアジを釣っている人たちを見かけます。


◆「初心者でも安全に夜釣りを楽しめる場所は」
~タレント 柳野玲子さん

── 夜釣りはどこで挑戦できますか?

横浜の鶴見川河口は人気の夜釣りポイントです。ここで私は夜の7時半くらいにアジを釣りました。さらに8時くらいにはアナゴも釣れたんです。船釣りでアナゴを釣ることもあるんですが、船釣りでもなかなか釣れないようなサイズのアナゴで、60cmくらいはあったと思います。丸々と太っていて、すごくいいアナゴでした。そのほかにもシロギスやクロダイを釣っている人もいます。今ならシーバスことスズキを狙いに来る人もいますし、本当にいろいろ釣れるみたいです。

川崎の東扇島西公園も釣り人の間では有名な公園で、この間、私が行ったのは22時過ぎだったのですが、釣り人でびっしりでした。ここは24時間の駐車場もありますし、トイレも完備されているのが嬉しいですね。さらに生餌の自動販売機があって、アオイソメが売っています。ちゃんと鉄柵もあるのでファミリーでも夜釣りを楽しめる場所です。これからの夏休みにはピッタリだと思います。

── 夜釣りだと眠くなったりしませんか?

今は置き竿してクルマで仮眠していても、魚が掛かるとお知らせしてくれる機械もあるようですよ。竿と連動して「釣れてるよ!」という合図が送られてくるシステムがあるんだそうです。でもやっぱり釣りの醍醐味は「いま魚が来た!」という感覚だと思うので、私は竿を手に持って釣りをしたいと思いますが(笑)。

東扇島西公園のように人が多い場所は安心できるのもいいですね。港などへ行くと大きな魚が釣れるかもしれませんが、人気がないと何かあったときに怖いと思います。だからまず、夜釣りは1人では絶対に行かないこと。仲間と一緒に2人以上で行きましょう。それにほかの人がいれば「釣れますか?」なんてやり取りも楽しいですよ。

── 初心者向けの夜釣りだとどんな釣りでしょうか?

東扇島西公園はビギナーが多いので、初めての方でも大丈夫です。サビキ釣りで群れになっているイワシやアジが釣れるので、後でおいしくいただくこともできます。夜景も綺麗なので、カップルで楽しむにはもってこいの釣りですね。

道具としては、釣り道具のほかにヘッドライトなどの明かりが必要です。帽子にワンタッチで付けられるライトや、ペンダントのように首からぶら下げるライトもあるので、髪型が気になる女性はそういったアイテムを使って、両手を使える明かりを確保して下さい。それから私の経験上、虫除けスプレーもあったほうが良いと思います。

(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」2017年7月22日放送より)

最終更新:7/29(土) 12:02
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