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中学校制服費の負担減検討 海老名市教委検討委が初会合

7/29(土) 8:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

 海老名市教育委員会が設置した「保護者負担経費検討委員会」の初会合が27日、市役所(同市勝瀬)で開かれた。割高感が指摘される中学校制服や、学校間でバラツキが見られる教材費などについて保護者アンケートを近く実施するなどし、来年9月までに改善策を取りまとめる方針を示した。

 同委員会は市内小中学校の保護者代表5人、小中学校校長会代表ら学校関係者4人ら12人で構成。検討内容は制服・運動着・上履きなどの指定品購入費、教材費、修学旅行費、卒業アルバム費の調査分析、業者の選定方法、保護者負担の軽減や公的支援など。

 冒頭、伊藤文康教育長は「これまで教材の必要性について学校側の説明が必ずしも十分とは言えなかった。保護者の側も子どものためと疑問を持たずに支払ってきた。こうした現状のままで良いのか、費用を安くする工夫はないのか、学校・保護者・行政で意見を出し合ってほしい」とあいさつした。

 初会合では、市教育委員会が今年5~6月に行った市内小中学校の制服や運動着、教材、修学旅行、卒業アルバムなどの費用調査の結果を説明。経済的困窮家庭への就学助成制度や、新入学児童生徒の教材費公費負担など新たに追加した支援策も紹介した。

 保護者委員は「小学校時代は負担感を意識しなかったが、中学校入学時に制服購入などで10万円超かかり実感した」「今回、学校ごとの費用が具体的に示された意義は大きい」「1人親世帯の場合、負担が大きく、レンタルやリユースの普及を考えたい」などの感想を述べた。

 一方、学校関係者の委員からは「制服は高いと思うが、私服にすれば負担が減るだろうか。運動着は指定ではなくても、白いTシャツならよいことにした」「修学旅行を安くする方法はあるが、日程を選べないなど制約もある」などの意見が出された。

 市教委は学校メールを活用した保護者アンケートを近く実施。その結果を踏まえ、10月下旬に2回目の会合を開催する予定。

 ◆海老名市の保護者負担経費調査 中学校の制服は平均(2016年度)で男子5万3002円、女子5万2450円。運動着が同じく男子1万7595円、女子1万7505円。制服は学校間で最大約2万5千円の差があることが判明。市内六つの中学校でデザインが異なり、販売業者も限られるという。