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保護猫「新居」見つかる 朝日の住宅火災から幸運の救出 

7/29(土) 0:35配信

北日本新聞

 20日に朝日町で住宅を半焼した火災で、家屋内にいた子猫が逃げ遅れたものの、けが一つなく救出された。保護猫として1カ月前にやって来たばかりのタイミングだったが、ボランティアの尽力により直後に新たな引き取り先が見つかった。「地域野良猫応援隊・希望のホタル」の米田幸子代表(48)=黒部市=は「小さな命が救われてうれしい。こういった出来事を機に、一時預かりなど支援の輪が広がれば」と言う。 (朝日・入善支局長 吉本佑介)

 火災は20日午後に朝日町道下の女性(57)宅で発生し、数十分後に鎮火した。子猫は消防隊員に抱きかかえられて助けられた。体中すすだらけだったため獣医師に診てもらったが、けがはなかった。

 元々は米田代表が保護して6月下旬に女性宅に預け、約1カ月たってようやく人に慣れてきた時期だった。しかし、女性は火災で仮住まいを余儀なくされ、細かな世話が難しくなった。関係者に不安が広がる中、米田代表らボランティアが知人に問い合わせるなどして無事に飼い主が決まった。“新居”では「ラック(luck=運)」と名付けられ、元気に暮らしている。

 2015年に希望のホタルを設立した米田代表によると、無責任な行為が原因で野良猫は増えているという。不妊手術をしていないケースが多く、年に2、3回の出産を繰り返すことで居場所のない子猫も増加。毎日のように保護活動を続けている。

 米田代表は「保護猫も人間や他の動物と等しく命あるもの。人慣れさせるために一時的に預かるボランティアがもっと増え、みんなで支え合っていける社会になればうれしい」と話した。

北日本新聞社

最終更新:7/29(土) 0:35
北日本新聞