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【巨人】菅野、7月全勝の秘密はストレートの目覚ましい球速アップだった…右肩上がり

7/30(日) 6:03配信

スポーツ報知

◆巨人5―1DeNA(29日・東京ドーム)

 巨人・菅野がベイ打線を相手に8回1失点と好投し、両リーグ単独トップの11勝目を挙げた。連続無失点は28回で途切れたが、8三振を奪う125球の力投で、7月は無傷の4連勝。防御率は1点台に突入した。快投を続ける要因の一つには、直球系ボールの目覚ましい球速アップがあった。打線は初回、村田、亀井、長野が3連続適時打。3回には阿部が11号ソロを放ち、投打がかみ合った。

【写真】29日から発売された巨人の公式LINEスタンプ。菅野スタンプは「ヨッシャー」

 エンジン全開で2点目を防ぎにいった。菅野は鬼気迫る表情でロペスをねじ伏せた。5―1の8回1死二塁、外角高めに浮き上がるような152キロ直球で空振り三振。一、三塁で迎えたこの打席の5球目、自らの暴投で29イニングぶりに失点したが、すぐに切り替えて最少失点で切り抜けた。

 「(暴投は)もったいなかったですが、あの後を抑えられたのは今日の試合のキーポイントだった。意地でも抑えにいきました」

 試合前まで7月は3戦3勝、21回無失点。昨年4月に2リーグ制後4人目の月間防御率0・00を達成した菅野は、球界初の偉業となる2度目の月間0・00に挑んだ。8回無失点に抑えた22日(横浜)に続き2週連続のDeNA戦。初回に4点の援護点をもらい「無失点の記録をバリバリ意識して投げました」。7回まで三塁を踏ませず圧倒した。

 記録を狙ったのは、チームのためだ。菅野は月間防御率ゼロについて「個人的なことじゃなくて、0点に抑えるということはチームの勝利に直結することですから。防御率は投手の実力だと思います」。0点に抑えれば負けないという信念を胸にこれで11勝4敗。リーグトップの防御率は1・99に向上し、プロ通算防御率も2・28と抜群の数字を誇る。

 これまでの集大成と掲げる5年目の今季、驚くべき数字があった。ファストボール(直球、ワンシーム)の平均球速が毎月上がり続けている。疲労がたまるはずだが、145・9キロだった4月から徐々にアップし、今月は148・9キロだ。この日も最速153キロで150キロ以上を連発した。「軸は直球でありスライダー。誠司(小林)がどっちかに偏らないように引っ張ってくれる」。女房役の配球にも乗せられ、変化球の効果も絶大だ。

 夏場にすごみを増すのは、自己管理のたまものだ。夜に熟睡するため昼寝をしない、消化の良いものを食べる、半身浴…。高いプロ意識で質の高い睡眠、食事、入浴を徹底し「今までの経験を生かさないと。今年は例年になくコンディションが良い」と常に万全の状態で戦っている。

 互いに高め合うライバルが身近にいるのも大きい。4年目左腕の田口が9勝2敗、防御率2・24と成長。「田口は取り組む姿勢も良いと思いますし、チーム内にそういう存在がいるといい」と尊敬し、刺激しながら切磋(さ)琢磨。大車輪の活躍でチームを支えている。

 由伸監督は「正直なところは完投、完封してほしいなと思っていたけど十分な投球だった」と称賛した。7月4戦4勝で月間MVP最有力のエースは「勝負の8月、9月。まだ諦めていない。最後まで全力で戦い抜きます」と約束。猛暑の真夏、勢いはさらに加速しそうだ。(片岡 優帆)

 ◆G菅野の速球(ストレート、ワンシーム)の月別平均球速

 4月 145・9
 5月 146・9
 6月 147・4
 7月 148・9

最終更新:7/30(日) 9:08
スポーツ報知

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