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【宮城】両雄譲らず 準決勝、東陵・仙台育英戦は延長15回引き分け再試合

7/31(月) 7:04配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権宮城大会 ▽準決勝 仙台育英2―2東陵=延長15回引き分け再試合=(30日、コボパーク宮城)

 準決勝が行われ、東陵と仙台育英は互いに譲らず、2―2で延長15回引き分け再試合となった。東陵のエース右腕・佐藤瑞輝(3年)が168球の熱投を見せれば、仙台育英は長谷川拓帆(3年)ら3投手の継投で対抗。両校2桁安打を放ったが、好機を生かせなかった。再試合は31日午前10時からコボパーク宮城で実施。それに伴い、この日、仙台三を下した東北と戦う決勝は、8月1日午前10時開始(コボパーク宮城)に変更された。

 打球が左翼手のグラブに収まると、客席からは両校の健闘をたたえる拍手が起きた。一歩も譲らない激闘は決着つかず、昨夏の2回戦・小牛田農林―名取以来の引き分け再試合。「ウチも、相手も、(点を)取るときに取れていない。よく守ったと言えるのかな」と仙台育英・佐々木順一朗監督(57)が話せば、東陵・千葉亮輔監督(46)は「点を取り損ねたかもしれない」。安打数はともに10本を超え、数多くの好機を作ったが、互いに投手陣が踏ん張った。

 東陵の先発・佐藤瑞は4回に2点を先制されながら、その後は直球とスライダーを投げ分けるテンポのいい投球を披露。8回は相手の主軸をわずか4球で三者凡退に抑えるなど、168球を投げ切った。1失点完投勝ちした今春県大会準決勝同様に、佐藤瑞は「内角を攻める強気の投球ができた」。試合で、ここまで多い球数や投球回は経験がなく、終了直後はマウンド上で膝に手を突いて動けずに「終わってホッとしたら、一気に疲れた」と苦笑いした。

 仙台育英は準々決勝までの4戦と同じく、3投手の継投策で投げ抜いた。先発の長谷川は6回まで無安打投球も、計5四球と制球難を露呈。同点にされた後の9回2死三塁で救援した西巻賢二主将(3年)は、毎回走者を出しながら無失点で耐えた。14回から登板した左腕の佐川光明(3年)は、打者6人に無安打4奪三振の力投。球に角度をつけるため、右半身の使い方を指揮官に助言された効果を見せ、「(西巻)賢二や(長谷川)拓帆がつないでくれた。終わらせちゃいけないと思った」(佐川)と話した。

 31日の再試合へ、東陵・佐藤瑞は「いけ、と言われれば投げる」と気合。仙台育英・長谷川は「自分は託される身。疲れや調子は関係なく、精いっぱいやるだけです」と言い切った。再試合も両校とも再び力を振り絞って、勝利を目指し戦い抜く。(有吉 広紀)

 仙台育英・西巻賢二主将(3年=31日の再試合に向けて)「自然と試合後に、『切り替えていこう』という声がベンチから出ていた。チーム全員で戦っていきたい」

 東陵・目黒司外野手(3年=9回1死一塁で左中間を破る同点の適時二塁打)「(佐藤)瑞輝が踏ん張って投げていたので、絶対に打ってやろうと思った」

 ◆今春県大会準決勝VTR 東陵が序盤から試合の流れをつかんだ。2回に3安打を浴びせて1点先制。6回は相手の2失策が絡んで2点を挙げた。8、9回も2死から適時打を放ち、勝負強さを見せた東陵に対し、仙台育英は毎回走者を出しながら得点を奪えず。7回は1死満塁で投ゴロ併殺など好機を生かせずに、反撃は9回の1点のみ。5―1で東陵が勝利した。

最終更新:8/1(火) 18:36
スポーツ報知

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