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子ども時代の過ごし方でコミュニケーション力に大きな差が出る?

7/30(日) 10:01配信

ベネッセ 教育情報サイト

コミュニケーション力の必要性を感じてはいませんか?
実際に、社会に出て他者とのコミュニケーションの仕方に悩む人も少なくありません。学校でも、社会に出た時に必要となるコミュニケーション力をつけようと、人と関わる力や人の話を聞く力などを重視するようになってきました。
東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の共同調査では、ふだんの経験でコミュニケーション力に大きな差がつくことがわかってきました。調査結果をぜひご家庭の日々の子育てにも生かしてみてください。

学校でもコミュニケーション力重視の教育に

どのような仕事に就いても人とのコミュニケーションは避けて通れません。一人でできる仕事は限られていて、会社に就職すれば、同僚と対話をしながらプロジェクトを進めるでしょうし、お客様や取引先ともコミュニケーションが必要ですよね。また、より豊かな日常生活を送る上でも、人と上手に付き合うことが必要でしょう。今後、グローバル化や多様化が進む中で、他者と対話する力はさらに求められるようになると予測されます。
こうした社会的な要請もあり、近年、学校でもコミュニケーション力の育成が重視されるようになりました。授業の中で、人と対話しながら学んでいくことが求められるようになったことで、日常生活の中で、どれくらい人と関わる経験を持っているのかがより重要になっていると言えるでしょう。

人と関わる力を高める方法とは?

コミュニケーション力と一言で言ってもいくつかの力に分けることができます。
1つのポイントとなるのは、「人と関わる力」です。どのような経験で子どもたちの「人と関わる力」を伸ばすことができるのか、東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所で調査したところ、「人や地域に関する経験」が関連していることがわかりました。

【図1】の調査結果を見ると、「人や地域に関する経験」が多い子どもは「人と関わること」に自信がある(「得意」)と答える割合が高いことがわかります(東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査2015」)。一方で、「人や地域に関する経験」が少ない子どもは、「人と関わること」に苦手意識を持っています。

また、人とのコミュニケーションにおいては、自分の意見を言えるだけではなく、どれだけ「人の意見を聞くことができるか」も重要です。人の意見を吸収することで、自分の思考を広げ、意見を豊かにすることは現代社会を生きていく上で欠かせないことだからです。

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