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「ムスリムにとって少女マンガは超衝撃的」ツイートが話題

2017/7/30(日) 11:10配信

BuzzFeed Japan

「ムスリムの女の子には、少女マンガは超衝撃的」こんなツイートが話題だ。このツイートに写っていたのは、ヒジャブをまとった少女たちが二次元キャラを描く姿だった。投稿主は、マンガ家としても活躍する田村吉康さん。戒律が厳しいことで有名なイスラム教徒の間で日本のマンガはどう受け入れられているのだろうか?【BuzzFeed Japan / 嘉島唯】

ムスリムの女性にはどんなイメージを持つだろうか? きっと多くの人が顔をヒジャブで覆った姿だろう。肌の露出を禁じたり、就業の制限など、戒律の厳格さから、女性の自由が認められないと言う人もいるかもしれない。

もちろん、現在では戒律が緩和されてきた部分はある。しかし、日本のように自分の進路や恋愛に悩み葛藤する姿は、どこか新鮮に映るのだろう。

「統計資料を見たわけではないのですが、モロッコに限らず、イスラム国家全体にとって、日本のマンガの中の自由な女性像が、良くも悪くも興味を持って受け取られているようです」

そう語るのはマンガ家で画家の田村吉康さんだ。彼は月刊少年ジャンプで「筆神」などの連載を持っていた経験を活かし、マンガのワークショップを世界各地で開催している。先日、昨年訪れたモロッコでの様子をツイートし、話題になった。ツイートには、こう書いてある。

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なにかと女性の権利や行動が制限されるイスラムの国々では、日本の少女マンガが、自由に恋愛したり夢を追いかけたりする少女の姿がなにより、少女を主人公にして、少女を読者とする、絵と文字の融合した文化がこの世に存在するという事が、超衝撃的らしいときいて私は行く決心をしたのでした。
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モロッコでのマンガ事情

モロッコでは、フランス語も話される。そのため、日本のマンガのフランス語版がある程度流通しているそうだ。

大使館で開催されたワークショップの参加者は若い女性が多かった。大使館によると、モロッコの識字率は50%ほど。もちろんその数は「都市部の男性」と「農村部の女性」でグラデーションがある。

「字が読めない女性達は、代わりに編み物で日記のような記録をつけるなどしている例もあり、決して教養がないわけではありません」

「それでも、フランス語が読めて、日本のマンガに興味を持つのはエリートの中でも変わり者。でも、すごく熱心な若者もいて感動しました」

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最終更新:2017/7/30(日) 15:58
BuzzFeed Japan