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【MLB】依然話題、イチローの“超遅球”打ち「ダブルクラッチ? トリプルクラッチ?」

7/30(日) 7:11配信

Full-Count

イチロー“超遅球”に盛り上がった敵地メディア

 レンジャーズ・ダルビッシュ有投手と対決した一戦から2試合ぶりの出場となったマーリンズ・イチロー外野手について、“超遅球”打ちが現地で依然、話題となっている。

【動画】72キロの山なりの“超遅球”にタイミングを合わせて…イチローが捕手のニコラスから放ったレフト前ヒット

 28日(日本時間29日)の本拠地レッズ戦で2-3と1点を追う6回無死一塁の場面で代打で出場したイチローは勝負強く二塁打を放ち、二、三塁へとチャンスを広げた。この後、マーリンズはスタントンの三ゴロの間に同点に追いつくと、7回に4点を勝ち越して7-4で勝利。イチローは7月の月間打率.375と調子を上げており、打率.240となった。

 この試合を敵地シンシナティで中継した「FOXスポーツ・オハイオ」はイチローの“伝説の一打”を改めて紹介した。26日(日本時間27日)の敵地レンジャーズ戦で見せた“超遅球”打ちだ。

 その日、ダルビッシュとの3年ぶりの対決で2打席目にタイムリー二塁打を放ったイチローは大量リードで迎えた9回に、レンジャーズ6番手としてマウンドに上がった捕手ニコラスと対戦。45マイル(約72キロ)の高めの“超遅球”に何とかタイミングを合わせ、レフト前に運んだ。

イチロー“超遅球”に米解説者「トリプルクラッチですか?」

 この時はあまりに遅いボールにタイミングが合わず、追い込まれてしまい、打席で苦笑いを浮かべる場面も。「FOXスポーツ・オハイオ」の実況はその試合を回想し、「45マイルのボールでした。レフトにヒットを放ったのです」と振り返った。すると、解説の元投手クリス・ウェルシュ氏は「これは偉大なショットだ」と思わず爆笑。「ダブルクラッチですか? トリプルクラッチですか?」と続けた。

 ダブルクラッチとは、バスケットボールの神様マイケル・ジョーダンが代名詞としたスーパープレーとしても有名。ゴール前で空中で体勢を変えてディフェンスをかわし、シュートを成功させる二段階モーションで、「エア」の異名を持つジョーダンはその滞空時間の長さから、空中での2度のフェイント後にシュートを沈める「トリプルクラッチ」という神業を見せたこともあった。

 その日のイチローも捕手が投じる“超遅球”にタイミングを合わせるために、細かいステップを踏みながら、バックステップし、レフト前に打球を運んだ。その打撃に、敵地のメディアの中継は“トリプルクラッチ打法”として盛り上がっていた。

 イチローはその試合に続く出場となったこの日、二塁打をマーク。メジャー通算3060安打で歴代22位のクレイグ・ビジオに並んだ。オリックス時代を含めると世界一の4338安打を積み上げてきた43歳。この“超遅球”打ちも今後、語り継がれる打席になるかもしれない。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:7/30(日) 7:11
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