ここから本文です

メルセデス&ウイリアムズ、急遽代役ディ・レスタの活躍を絶賛/F1ハンガリーGP予選

7/30(日) 9:26配信

motorsport.com 日本版

 メルセデスのトト・ウルフ代表は、ウイリアムズのフェリペ・マッサの代役としてハンガリーGPの予選に出場し、その予選で19位となったポール・ディ・レスタの活躍を”信じられない仕事”だと称えた。

【ギャラリー】急遽代役参戦! ポール・ディ・レスタ

 フリー走行3回目が終わった後、マッサは体調不良を訴え、レースを欠場することを発表した。これに伴い、リザーブドライバーのディ・レスタがマッサの代役を務めることになった。

 ディ・レスタは、今年も何度か2014年のFW36のテストカー(これはウイリアムズがランス・ストロールに走行させていたマシンでもある)を走らせた経験はあるが、今回の予選を迎えるまで、今年のマシンでの走行経験はなかった。

 彼は2013年以来F1には出場していないにもかかわらず、予選ではチームメイトのストロールから0.76秒遅れの1分19秒868をマークし、19番手で予選を通過した。

 メルセデスの代表であるトト・ウルフはディ・レスタについて、「本当に信じられないような仕事をした」と話した。

「普段はツーリングカーをドライブし、ランスと比較するために2014年のテストカーには乗った経験があるものの、今年のマシンには乗ったことがないのに、予選でこのマシンに乗ることになったのだ」

「突然F1マシンに乗ることになったが、それでもチームメイトから0.7秒遅れなんて、全くもって素晴らしいことだし、大きな活躍だ。あらゆる疑いに反した活躍だったし、ポールにはとても満足している」

 ディ・レスタは現在メルセデスからDTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦しているが、そのメルセデスは2018年限りでDTMから撤退することを発表しており、ディ・レスタも他のメルセデスドライバー同様に次の段階を模索している。

 ウルフは、もしディ・レスタがF1に復帰する道を見つけることができれば嬉しいと語った。

「すべてのことが可能だと思っている。彼が明日どのようなレースをするのか見てみよう。彼はとても立派なドライバーであるし、それはDTMを見てもわかることだ。もしF1でのキャリアを再始動することができれば、私は最初にそれを喜ぶことになるだろう」

 またウルフは、万が一メルセデスが土壇場で代役を必要とした場合に備えて、ディ・レスタにはメルセデスのリザーブドライバーという可能性をも考えることができると示唆している。

 理論的には、メルセデスはパスカル・ウェーレイン(ザウバー)を起用することが可能だが、もしチームが土曜にドライバーの代役を要求した場合、ウェーレインをメルセデスで起用するには遅すぎるだろう。

 もしそのような状況になった場合、メルセデスは誰を起用するのかと尋ねると、ウルフはこう答えた。

「いい質問だ。おそらく今日を見た後で言えば、ポールだろう」

 またウイリアムズのテクニカルディレクターであるパディ・ロウも、ディ・レスタのパフォーマンスを絶賛している。またその一方で、マッサが金曜日に体調不良を感じていたにもかかわらず、FP3に出走すると決断したことについても説明した。

「本当に驚いている」とロウは話した。

「ポールがFP3を走ることが理想的ではあったかもしれないし、間違いなく正しいことだ」

「フェリペは自身が大丈夫だと考え、FP3に出走すると言った。我々はそれでうまくいくと思っていたが、明らかに彼(マッサ)はマシンをドライブする準備ができていなかった。それで、ポールはFP3を走れなかったのだ」

「メディカルチームの全員が彼は大丈夫だと話していた。だから彼がFP3でドライブできないなんて思ってもいなかった。だけどそうはいかなかった」

「だがこの状況が意味するのは、ポールが最も困難な状況にいるということだ。今のF1マシンはおそらくこれまでで最速のマシンである。残念ながら我々のマシンは最速ではないが、それでもフォーミュラの中では最速のマシンだ」

Adam Cooper